○エッセイ〜夫婦の会話編


2000年7月2日(日)
『君が教えてくれたこと』

ちょっと前 テレビで『君が教えてくれたこと』というタイトルの
ドラマが放映されていた。これが結構ややこしい。

私「テレビ何見るの?」
妻「君が教えてくれたこと」
私「え? 何教えたっけ?」
妻「え? どういう意味?」
私「だから! テレビ何見るのかって・・」
妻「だから! 君が教えてくれたこと!」
私「え? 何教えたっけ?」

というベタな会話を本当にしてしまった。
こういうループ系会話の元祖は 死んだおじいさんが教えてくれた
「今 雄三(いま・ゆうぞう)」だと思う。軍隊で上官が部下に

上官「名前を言え」
部下「はい! 今雄三です!」
上官「早く言え!」
部下「ですから・・今雄三です!」

私はおじいさんからこの話を少なくとも10回は聞いた。
『北へ。』のシナリオで煮詰まっていたとき 急にこの話を思い出して
そこから一気に 話が進められたこともある。おじいさんに感謝である。

最後にもうひとつ。
私が東北で自動車の合宿免許に通っていたときに聞いた会話。

教官「・・ちゃんと・・どりょくしろよ」
生徒「はい! 努力します」
教官「お前はまだどりょくしていない」
生徒「いえ! 努力してます!」
教官「早くどりょくしろ!」
生徒「してますって!」

*たまりかねた教官がシートベルトを外し生徒に迫ってくる。
・・殴られるのか・・と思った瞬間 教官の手が伸びて
ドアロックをぽちり。

教官の言葉がなまっていて「ドアロック」が「どりょく」に
聞こえてしまったというオチでした。(実話です)



2000年7月29日(土)『花火』

妻と豊平川の花火大会に行く。すごい人手だった。
この時とばかりに近所のスーパーは露天を出し
ミスタードーナツは店先でドーナツとなぜかドコモの携帯を売り
ペット屋の前ではこれまた何の関係があるのかインド料理の屋台が出ていた。

1年ぶりに見る花火はなかなか綺麗だった。
最近の花火は魚の形をしていたりハートの形をしていたり
にこにこマークだったりして凝っている。
このまま進歩すれば三菱や東洋水産(マルちゃん)のような簡単なロゴなら
花火で表現できるようになるのではないだろうか?
私は常々 花火大会の宣伝効果を疑問に思っているのだが
空にでっかく会社のロゴが打ち上がるのならスポンサーも大満足だ。
あるいは花火で実現可能な形に会社のロゴを変えるという手もある。



花火と言えば洞爺湖のロングラン花火大会を思い出す。
露天風呂から見る花火は風情があって良いのだが
春から秋までやってるのはいくらなんでもロングラン過ぎる気がする。

そんな洞爺湖も今年は有珠山の噴火で大変そうだ。
ただ これは聞いた話なのだが北大の岡田教授は地元の人たちに
「皆さんは今回 世界的に見ても貴重な 新しい観光資源を手に入れたんです。
だから今は大変でしょうが 頑張って下さい!」と言ったのだそうだ。
・・大切なのはトラブルを結果オーライに変えてゆく力なのかもしれない。
また洞爺湖で綺麗な花火を見てみたいものだ。

そんなことを考えているとドドドドっと一気に上がり花火大会終了。
みんな一斉に地下鉄中の島駅へ向かって歩き出す。
狭い歩道が大晦日のアメ横のように混み始める。
そんな中 立ち往生している車が一台。
運の悪いことにラブホテル駐車場出口の真ん前で停車している。
「あそこから出てきたんじゃないか?」と言う誰かの声・・
じろじろとドライバーの顔を見る人々・・
乗っていた若いカップルは明らかに動揺していた。

「やってない! たまたま通りかかっただけだって!」
ドライバーの声が聞こたような気がした。
しかしそれをうち消すかのように「ホテル・・」「やったんだ・・」
「まぁ・・最近の若者はふしだらな・・見ました奥さん?」
「ほんと。失礼しちゃうわよね(何が?)」
という群衆の声なき声・・
やったにせよやってないにせよ ちょっと可哀想だった。

会社に戻ると前の階段では絶食ブラザーズが「イパネマの娘」を歌っていた。
なんだか不思議な夏の夜だった。



2000年7月30日(日)『レジャー』

「週末はレジャーがしたい」と妻が言った。
確かにここ最近忙しくて休日も家で仕事をしている。
色々考えた末 滝野すずらん公園に行くことにした。

滝野すずらん公園は家から車で30分ぐらいの場所にある国営公園だ。
国立公園や国定公園というのはよく聞くが 国営公園というものがあるというのは
今回初めて知った。全国に16箇所しかなく北海道では滝野公園だけなのだそうだ。
近くを通り過ぎることは何度かあったが 行ったのは今回が初めてだった。

国営公園と言うだけあってさすがに凄く広い。
公園内に大きな駐車場が3つある。
まず一番下にある駐車場に車を止め 焼き肉を食べた。なかなかおいしい。
その後 アシリベツの滝を見る。「日本の滝100選」に入る滝らしい。
手をつないで歩いているお年寄りのカップルがいてほほえましかった。
滝からの帰り道 アゲハチョウを見つける。近くの花壇に止まったので写真を撮った。
何枚か挑戦したうち 一番ちゃんと写ったのがこれ。



その後 一番上の駐車場に行き「カントリーガーデン」を見る。
色とりどりの花が咲いていた。この花を使って「母と子の押し花大会」という催しが
行われていたらしい。そこの先生らしき人たちの会話・・

「今日の子 すごかったな」
「ああ・・あの8才ぐらいの男の子でしょ?」
「うん。すごい感性だった。
100人に1人・・いやそれ以上かな?」
「でも・・お母さんが・・」
「そうだな。お母さんが変な風に変えちゃってた。
大人の感覚を押しつけるのもどうかと思うけどな・・」

子供の押し花を毎日見ている人たちが言うのだから
よっぽどすごい感性だったのだろう。
せっかくの才能なのだから素直に伸びて欲しいなと
会ったこともない男の子の将来を心配してしまった。



2000年7月31日(月)『ディスカウント』

ディスカウントスーパー「カウボーイ」に行く。
何年か前に行ったときは プレハブのような建物だったのに
今は大きなビルになっていた。儲かっているらしい。
隣にはカウボーイの経営するガソリンスタンドまであった。
そごうが危ないとかダイエーが大変だと言われている中
こういうディスカウント店は元気がある感じだ。

ここに限らず 高いものを安く売ることは何よりもインパクトがある。
最近驚いたのは「石焼きビビンパ」というチェーン店だ。
通常 焼き肉屋のサイドオーダーとして出され 値段も千円ぐらいする石焼きビビンバが
値段もシステムも牛丼感覚で出されているのである。
鰻丼や天丼の安いチェーン店が流行るのはわかるが
石焼きビビンパをメインにしたチェーン店が出るとは思ってもいなかった。
ここが女性を中心に人気になり どんどん店舗を増やしているらしい。
私も浅草店で食べてみたが 結構 おいしかった。
会社の近くにあったら通ってしまいそうだ。

あと欲しいと思うのは安いステーキ屋チェーンだ。
以前アメリカに行ったとき TAD’Sステーキという店があった。
ここはセルフサービスのステーキ屋で 客はまずカウンターの向こうの従業員に
肉の種類と焼き具合を言う。その後トレイを持ってあらかじめ温めてある付け合わせや
サイドオーダー、飲み物などを注文する。その頃には肉が焼き上がっているので
(実際 ステーキを焼く時間なんて一瞬だ。)客はレジに行きトレイに乗った
それら全てを精算するという非常に合理的なシステムだった。
こういう店は 人件費の高い日本でこそ流行るのではないかと思う。



2000年8月07日(月)『ひまわりの里』

法事で帰省した帰り、北竜町に寄ってみた。
北竜町はひまわりの町だ。この季節あちこちにひまわりが咲いている。



ここにある道の駅「サンフラワーパーク」の食堂には「ひまわりっ子ラーメン」というメニューがある。
これはひまわりの芽が貝割れ大根のように入っているラーメンだ。しかし残念ながら売り切れ。
しかたなく「ひまわりソフトクリーム」を食べる。ひまわりエキス入りなのだそうだ。
味は・・・普通のソフトクリームだった。おいしいけど「ひまわり」という感じはしない。

そう言えば小樽の裕次郎記念館には「裕次郎パン」が売られている。
こちらは裕次郎エキス入り・・・ではなく単に裕次郎が好きだったパンらしい。
マイカル小樽にある「渡哲也のヘルシーソフトクリーム」も謎だ。
渡哲也、ヘルシー、ソフトクリームという3つの単語がものすごくアンバランスな気がするのは私だけだろうか?

サンフラワーパークのすぐ近くにある「ひまわりの里」では一面のひまわりを見ることが出来た。圧巻。
ひまわりで作った「ひまわり迷路」もあった。入場料金300円。
私がチャレンジしなかった理由は・・
1)今にも雨が降りそうな天気だったから
2)時間がなかったから
3)もうそんな歳じゃないから
4)3D酔いしそうだったから

最後の理由は「北へ。」というゲームを遊んでないとわからないネタでした。



2000年8月12日(土)『キャロット』

会社の昼休み、業務用食材の店『キャロット中の島店』に行った。
ここは喫茶店やレストランなどで使われている巨大調味料や
マニアックな輸入食材などが売られている店だ。
クスクスや生春巻き、外国のピクルスや謎のスパイスなど
スーパーではなかなか手に入らないものがたくさん売っていて楽しい。
変な食材に関しては札幌駅前のLOFTより充実している気がする。

今日はカッペリーニ、バジルペースト、缶入りのオリーブと
酢漬けのハラペーニョを買った。ハラペーニョというのは青い唐辛子の一種で
モスバーガーの「スパイシー・シリーズ」に入っている辛いヤツと言った方が
通りが良いかもしれない。私はこれを丸ごと食べるのが好きだ。
囓ると口の中で「どうしよう」と不安になるくらい辛さが広がる。
さらに飲み込むと食道から胃にかけて熱い感覚が流れ、同時に脳味噌が痺れてくる。
これを朝食べると一発で目が醒める。暑い夏にはお勧めの食べ物だ。

カッペリーニとバジルペーストは妻が今日の夕食の「トマトの冷製パスタ」に使った。
ちょっと本格的な気分に浸れた。

調べたらキャロットは大槻食品という会社でやっているお店らしい。
興味のある方はこちらのページで・・・



2000年8月14日(月)『あたりはずれ』

最近食べ物や飲み物にいろんなものが混じっている。
今朝の読売新聞に最近の製品回収具合がまとめられていた。

回収日 企業名 対象商品 原因など
7月4日 小岩井乳業 乳飲料など 加熱殺菌ミス
12日 森永乳業 牛乳 殺菌剤の残留
13日 山崎製パン カレーパン カビ
   京阪牛乳 牛乳 出荷後の管理ミス
15日 キリンビバレッジ 清涙飲料水 ビタミン類の変質
16日 山崎製パン カップデザート 包装の熱着ミス
18日 ファミリーマート うどん 消費期限印字ミス
19日 エスビー食品 ドリア用ソース 乾燥剤の混入
   マイカル 豆腐 上ぶたの圧着不良
21日 宝酒造 ドレッシング 乳酸菌の増殖
   富山化学工業 脳こうそく薬 薬効不十分のため
25日 越後製菓 せんべい 焼き網針金が混入
26日 鎌倉ハム富岡商会 輸入生ハム リステリア菌検出
27日 東北協同乳業 ヨーグルト 温度管理の不備
29日 キーコーヒー コーヒーセット 紙パック包装不良
8月1日 山之内製薬 胃腸薬 過酸化水素が混入
   リョーユーパン パン 黒カビ
3日 清水食品 コーン缶詰 ヤモリが混入
4日 明治乳業 ヨーグルト 製造者名印字ミス
   大日本製薬 ぜん息治療薬 スプレー不良
5日 ローソン 弁当 タレが変質
7日 キリンビバレッジ トマトジュース ハエが混入
10日 武田薬品工業 殺虫剤 ノズルに亀裂
12日 北海道日高乳業 チーズ 発酵過多で異臭
   カルビー ポテトチップス トカゲが混入

・・・なんだか凄いことになっている。
ちなみにこの表、OCRソフトで読み込んだのだが「武田薬品工業」が「武田毒築品工業」と
認識されたので笑ってしまった。

新聞には雪印の事件を教訓に企業側が製品の回収を決断するケースが増えたと書かれている。
恐らく消費者側も、今までは気付いても何となく我慢していたり、あるいは気付かないで飲んだり
食べたりしていた人がクレームを出すようになったのだと思う。
日本全国の会社の製品管理が急に甘くなったとは考えづらい。

ただこれだけ多いと「回収すればそれで良いのか?」という気もして来る。
一個の不良品のために他の安全な製品を大量にゴミにしているという考え方もできるのだ。

これが無農薬野菜だったら虫が入っていたとしても文句を言う人はそんなに多くないはずだ。
また消費者のクレームが本当に正しいのかという問題もある。
企業として体に入れるものの安全性は徹底して欲しいと思うのは当然だが
あんまり騒ぎすぎると、今度は別の問題・・例えば農薬の量が多くなったり食品添加物が
増えたりするような気がしてくる。
自然のものを原料としている以上、ある程度の当たりはずれは仕方ないのではないだろうか?

そんなことを考えながら夕食は久々の外食。
藻岩山山麓通りにある「アンティーカトラットリア ラ・コリネッタ」という長い名前のイタリアンレストラン。
そこでメロンとイタリアンカラスミのパスタを頼んだ。メロンを料理に使うのも珍しいが、それがちゃんと
美味しかったのでちょっとびっくしりた。
その他の料理も良かった。ちょっと高いかもしれないけど久しぶりに当たりを引いた感じだった。

・・・と、ここまで書いたところで妻がキッチンで悲鳴を上げた。
見ると封を切っていないビニールの米袋の中、2匹の羽虫が飛んでいた。
仕方なくビニール袋を開け、チラシの上で全ての米をより分ける。
虫嫌いの妻は指図するだけで何もしない。・・・こちらは外れを引いたようだ。



2000年8月15日(火) 『蛇蝎』

もうほとんど死語になっているかもしれないが
「蛇蝎(だかつ)のごとく嫌う」という言葉がある。
「蛇」はヘビ、「蝎」はサソリという意味だ。
どうもヘビとサソリは嫌われ者の代表になっているらしい。

ただちょっとここで疑問がわいてくる。
ヘビは良いとしても、サソリというのはそれほどポピュラーな生き物なのだろうか?
調べてみたら沖縄諸島には毒性の弱い小型のサソリが生息しているらしい。
しかし全国的に見れば野生のサソリなんてそんなに多くないはずだ。
恐らくこの言葉はサソリの多い国・・・例えば中国あたりから輸入されてきた
ものなのだろう。(中国に本当にサソリが多いのかどうかは不明。ただなんとなく
どんな生き物が生息していてもおかしくないイメージがあるので・・)

昨日の日記にもちょっと書いたが妻は色々な生き物が苦手だ。
特に芋虫や毛虫のような「足が無い系」を見ると「ぞわっと」するらしい。
しかし不思議なことにヘビは平気なようだ。山道などで見かけても
「ヘビを見るとお金が貯まるんだよね?」などと由来不明の言い伝えを
平然とした顔で喋っている。どうも妻に関しては「蛇蝎」は当てはまらないようだ。
(さすがにサソリは見せたことがないが・・)

私はほとんどの生き物が平気なので妻の「大丈夫」と「大丈夫じゃない」の
境目がよく解らない。この機会に色々リサーチしてみた。

【爬虫類】
ヘビやトカゲはOK。噛みつく危険がなければさわれる。
イグアナも大丈夫。カメレオンも平気。

【昆虫類】
ほぼ全滅。
蝶やトンボは遠くから見るだけなら大丈夫だが追いかけてきたら逃げる。
芋虫や毛虫は図鑑を見るものイヤ。カブトムシやクワガタもさわれない。
ゴキブリは見たことがないのでわからないがたぶん苦手。

【両生類】
カエルは苦手。イモリもダメ。
オオサンショウウオは見たことがないのでわからない。

【その他】
ミミズやゲジゲジは大嫌い。想像しただけでぞっとする。
ナメクジもダメ。カタツムリも苦手。
蜘蛛は毛虫ほどじゃないけど嫌い。ゴカイやイソメもぞっとする。

トカゲはOKでイモリがダメなのは「ぬるぬるするから」らしい。
ゴキブリを見たことがないというのも北海道人らしい回答だ。

しかしカエルが苦手というのはどうなのだろう?
ウチにはいくつかのカエルグッズがあるのだ。
特にバリ島で買ったカエルの置物は妻のお気に入りらしい。
・・その辺をさらに聞いてみた。

私「カエルは嫌いなの?」
妻「うん。ぬるぬるするから嫌い」
私「ウチにある置物は?」
妻「アレは好き」
私「まぁ・・置物はぬるぬるしないからね。動物は全部大丈夫なんだっけ?」
妻「うん。」
私「じゃぁ、ぬるぬるする犬は?」
妻「そんな犬いないよ」
私「仮定の話だって」
妻「いたらちょっと苦手かも・・」
私「それじゃその逆で毛がふさふさしたカエルは?」
妻「たぶん大丈夫」
私「毛がふさふさしてるだけで後は普通のカエルと変わらないんだよ。ケロケロ鳴いてぴょこぴょこ跳ねるんだよ」
妻「うん。かわいいじゃない」

・・・私は毛がふさふさしたカエルの方が
よっぽど不自然で不気味だと思うのだがどうだろうか?



2000年8月30日(水)『ラジュー出世する』

先日、BSで「ラジュー出世する」という映画を見た。
タイトル通り主人公のラジューが出世するストーリーなのだが
途中意味もなく歌と踊りが入るのが楽しかった。

例えば主人公とヒロインが恋に落ちるシーン。
ドラマ的には「お父さんに見つかっちゃう・・」とか言って
ヒロインがドキドキしているのにその直後
「♪恋が生まれた〜♪恋の花が咲いた〜♪そうさ二人は恋に落ちた〜」
と主人公を含めた町中の人々全員が歌い、踊り出す。(歌詞はテキトーです。)
さっきまでドキドキしてたヒロインもいつの間にか
「♪そうよ私は恋に落ちた〜♪この胸のときめきは何?」
と主人公と抱き合いながら大合唱を始める。
・・・・お父さんにバレるって!

その後、タイトル通りラジューが出世すると
「♪出世した〜♪出世した〜♪ラジューは偉くなったよ〜」
とやはり町中が大騒ぎ。踊りのシーンになると主人公たちの衣装や
踊っている舞台が何の説明もなく変わったりするがこれはそういう演出らしい。
同じインド映画の「ムトゥ」も楽しかったがこちらの方が主人公が濃くない分
入りやすいかもしれないと思った。

深夜の放送だったためか、妻は途中で熟睡。
しかし急にガバッと起きあがり「ううっ〜イモムシの夢見た〜」と悲鳴を上げる。

妻「イモムシが3匹いて、そのウチの1匹が急にガバッと大きくなって襲ってきた〜
ううっ〜あと2匹いるよ〜」
そう言いながらソファーに移動し、また寝ようとする。(寝ぼけていたのだろうか?)

「♪イモムシが出た〜♪イモムシが出た〜♪3匹のイモムシが襲ってきた〜」
・・・ラジューの影響で私の頭の中に変な歌が流れ始めたが、それを振り払い

私「今寝たら夢の続き見ちゃうって! 起きな!」

と根拠のないことを言って妻を起こす。
このイモムシの夢、妻は「私が日記に妻の苦手な生き物について書いたせいだ」
と言って責める。・・そういうものなのだろうか?
とすると、こうしてまた日記に書いたら残り2匹のイモムシが夢に出てくるのだろうか?
・・・ちょっと興味深い。

「♪イモムシが出るぞ〜♪イモムシが出るぞ〜♪残り2匹のイモムシが襲ってくるぞ〜」



2000年9月02日(土)『へそ呼吸』

皮膚呼吸があるように、へそ呼吸もあるような気がする。
実際、へそを塞がれると息苦しくなる・・・ような気がする。

へそ呼吸否定派の妻は、私が読書しているときなどに
こっそり私のへそを塞ぎ、「これだけ長い間塞いでいても気付かないんだから
やっぱりへそ呼吸はしていない!」と主張する。
確かにそう言われるとそうなのかもしれないが長いと言っても2、3分ぐらいなので
これが例えば48時間塞がれていた場合、ひょっとしたら窒息死するかもしれないという
可能性は否定しきれない。・・・いや・・否定できそうな気もする。

へそ呼吸に科学的な根拠がないのはわかっている。
多分・・というか確実に私の気のせいなのだろう。
しかし、へそには何かある!
へその実力はこんなものじゃないと思いたい。
・・・なぜ私はこんなにまで、へそに期待しているのだろう?

あと盲腸を取ってしまうと足が遅くなるという話を聞いたことがあるが
これは本当なのだろうか? そう言われると昔、盲腸の手術をした後に
急に足が遅くなった人がいたような・・・気がする。
これも気のせいなのだろうか?
盲腸はやはり何の役にも立っていない器官なのだろうか?

へそと同様、盲腸にも何かある・・・ような気がする。



2000年9月03日(日)『こけらおとし』

車で36号線沿いにある「コーチャンフォー」に行った。
ここは東京以北で最大の本屋らしい。
実際、ものすごく広い。夫婦で行くとはぐれてしまうため
携帯電話が必要になるくらいだ。

ここに行く途中、建設中の札幌ドームの隣を通った。
もうだいぶ出来上がってきている。
それを見た妻がいきなり意味不明のことを言い始めた。

妻「あれ? ししおどしだっけ? こけおどしだっけ?」
私「え?」
妻「ほら・・もうすぐ完成でしょ? だから・・」
私「・・・ひょっとして『こけらおとし』?」
妻「そうそう。ちょっと似てるじゃない」
私「全然違うよ」

念のため広辞苑でそれぞれの意味を調べてみた。

ししおどし【鹿威し】・・・・田畑を荒らす鳥獣をおどし、追い払うための装置。
こけおどし【虚仮威し】・・・見えすいたおどし。
こけらおとし【柿落し】・・・新築劇場の初興行。

「こけら」と言うのは木屑のことで工事の最後に屋根などの木屑を払い落したところから
こう呼ばれるようになったそうだ。

こけおどしのように巨大な純金のししおどしが設置された札幌ドーム
(愛称Hiroba)の図を想像して一人で笑っていたら妻が

妻「あ・・このこと日記に書くんでしょ?」
私「か・・書かないよ」

・・・ごめん。書いてしまった。



2000年9月15日(金) 『南イエメン』

私は寝言が多いらしい。
妻から聞いた「私の最も印象的な寝言」は、たった一言

「南イエメン」

・・・南イエメンに何があるというのだろう?
私は一体、どんな夢を見ていたのだろう?

私は大抵の夢を忘れてしまうし、憶えている夢もたいして面白くない。

<夢1>
実家のベランダで花火をしている。
花火は背の高さぐらいの位置でぼわっと球形に広がり、色とりどりの光を放つ。
「映画を見たって千円ちょっとかかるのにタダでこんな綺麗な夢見れてラッキーだな・・」
夢の中の私がそう呟いている。

・・・夢の中でまで損得勘定している自分がちょっと嫌になった。

<夢2>
朝起きて顔を洗い歯を磨いた夢

・・・起きてまた同じことをしなければならないので、非常に面倒くさい感じがした。

<夢3>
ちょっと段差になっているところから「とん」と飛び降りる夢。
飛び降りた瞬間に目が覚めたのだが、その時足の裏に着地の感覚が残っていたような気がした。

・・・ひょっとしたら夢は映像や音だけではなく、触覚も再生しているのではないかとその時思った。

愛玩メールソフト「ポストペット」の作者は、ピンクのテディ・ベアが手紙を配達に来た夢を見て
それであんなソフトを開発したのだそうだ。
私も一度で良いから、そんな役に立つ夢を見てみたい。



2000年9月19日(火)『おつかい』

私「あ・・もしもし。今、南平岸駅だけど何か買い物ある?」
妻「それじゃ、オオバを買ってきて」
私「うん。わかった」

そう言った直後、重大なことを思い出す。
駅前の生協ではオオバはパッケージも何も無しに
4、5枚の葉っぱの茎の部分だけを輪ゴムで止めた状態で売られているのだ。

想像してみて欲しい。髭面の30男が手に葉っぱだけを持って
まるで、おままごとのようにレジに並ぶ姿を・・・

私「あっちょっと・・まだ切らないで! ・・他に買い物はないの?」
妻「え? ないよ」
私「何か買おうよ」
妻「何で?」
私「葉っぱだけ持ってレジに並んだら、子供のお使いみたいじゃない」
妻「似たようなもんでしょ?」
私「違う! 大の大人の買い物なんだから、もっと重々しい買い物はないの?」
妻「それじゃ、水買ってきて」

そういうわけで結局私はペットボトル入りのミネラルウォーターを買って
家までの長い坂道を歩くハメになってしまった。
・・・これだったら子供のお使いの方が楽だったかも・・・



2000年11月05日(日)『観光地』

日帰りで洞爺湖に行った。
通行止めも解除され、ホテルのCMも復活し
噴火の被害も落ち着いたような印象だった。
しかし、ふと立ち寄った「道の駅」の裏手には仮設住宅が並んでいたりして
まだ何も終わっていないことを思い知らされた。

順調に営業を始めたホテルもあれば、閉まったままのホテルもあった。
特にサンパレスの駐車場は満杯で、噴火前よりも盛り上がっている感じだ。
洞爺観光ホテルは屋上から噴火口を眺める「噴火口見学会」をウリにしていた。

小さな店はガラガラだった。
やはり観光客減少の影響を受けているようだ。
梅宮辰夫の漬物屋も客が全くいなかったが、これは洞爺湖の問題というより
タレントの人気の問題のような気もする。

その後、新しい噴火口を見る。・・・絶句してしまった。
真っ白な煙を上げる火口が二つ、学校のすぐ裏手に見えている。
よく見ると時折、小さな石が吹き出されている。
見知った景色だけに、余計にインパクトが大きかった。

写真を撮りながら、ちょっと不謹慎かなと思った。
この噴火口によって多くの人たちが眠れない夜を過ごし
今も不自由な暮らしを強いられている。
それを安全の確認された今頃になってやってきた観光客が
無神経にパシャパシャとカメラのシャッターを押している。

ただ、動機はどうであれ観光地は観光客が来ない限り何も始まらない。
あれこれ考えるよりもまず来て、見て、食べて、風呂に入るべきかなと思った。

すごく頼もしいなと思ったのは建設中の家を見たこと。
火山の恩恵も被害も、両方をわかった上でなお共存してゆく逞しさを感じた。
・・・次は泊まりに来よう。



2000年12月24日(日)『クリスマス』

朝早めに起きてひたすら仕事をする。
世間はクリスマスなのに、自分だけトナカイになった気分だ。
ふと、テレビを見たら「ウトウ」と言う水鳥の生態を紹介していた。
ウトウは水の中をまるで飛んでいるように泳ぎ、魚を捕まえることが出来る。
そしてそのまま空を飛び、土中深く掘って作った巣穴に潜り込む。
巣穴には可愛らしい雛がいてその魚をピーピー言いながら食べるのだ。

陸に穴を掘り、海を泳ぎ、空を飛ぶ・・・
陸・海・空と三拍子揃ったすごい鳥だ。
しかし体が小さいため、アホウドリに襲われてエサを横取りされてしまう。
いくら一生懸命頑張っても、ちょっと力のある奴が全ての手柄を横取りしてしまう構図・・
どんな社会でも一緒なのかもしれない。

ただ私はアホウドリになるより、強いウトウを目指したいなと思う。
ずるく得するより、正直に損した方がずっとましだ。
・・などと考えながらひたすら仕事。その間、妻がクリスマス・ディナーを作ってくれて
夕食時になってようやくクリスマス気分を味わうことが出来た。

世界中の「ウトウ」な人たちにメリー・クリスマス!!



2001年1月11日(木)『主婦道』

専業主婦になってから、妻は野菜を腐らせなくなった。
以前は、あまりにも腐らせるので
「ウチの冷蔵庫は冷蔵なんてしていない!
次から次へと野菜を腐らせる『腐敗庫』だ!!
今日からこの機械のことを『腐敗庫』と呼ぶぞ!!」
と怒り、実際それからしばらく『腐敗庫』と呼んでいたのだが
その時は腐敗庫と言う言い回しがおかしくて途中で笑ってしまったので
私の怒りはそれほど通じていなかったようだ。

見ていてわかったのだが野菜を腐らせないためには
メニューを決めてから材料を買うのではなく
今ある材料に何を足したらこんなメニューが出来る・・
と言う計算が必要になって来るようだ。
これは結構、経験とセンスが問われることだと思う。
・・・主婦道というのも、なかなか奥が深いようだ。



2001年1月13日(土)『北海道神宮』

北海道神宮にお参りに行く。
みんななぜか、鳥居の前に路上駐車している。
その先にある駐車場が無料で使えることを知らないのだろうか?
それとも遠回りをしてでも鳥居をくぐって初詣に行きたいのだろうか?

出かける前から妻は甘酒の心配をしていた。
妻「もう13日だから、甘酒やってないかな?
だとしたらすごいショックだな・・」
・・・何しに行くのだと言いたい。

行ってみるとちゃんと甘酒屋の屋台が出ていて妻もひと安心。
この日はものすごく寒かったので暖かい甘酒が良く売れていた。
妻も「やっぱりお参りには甘酒だよね」と満足顔だ。
しかし私はそれほど好きではないのでココアでも買おうと思ったのだが・・
今年は甘酒以外売っていなかった。北海道人ってそんなに甘酒が好きなのだろうか?
だいたい北海道の甘酒は「酒かす」を原料としたものが多い。
私の慣れ親しんだ甘酒は「米麹」が原料なのだ。米麹の甘酒は砂糖を使わない
自然な甘さなのだ。・・と主張しても、違いのわかる人が少ないので議論にならないし
実は私は米麹の甘酒もそんなに好きではないので(酒かすよりはましだが・・)
あまり強く主張する気も無い。

駐車場に戻る途中、参拝者休憩所と書かれた建物があった。
ここは通常、六花亭の店舗として使われているようだが
この日はお茶と焼き大福が無料でサービスされていた。
知らないで素通りしている人が多かったのでローカルネタだが書いてみた。

さらにローカルネタで申し訳無いが
夕食で行った平岸の蕎麦屋『樹(いつき)』がおいしかった。
ここの『生粉(きこ)打ち蕎麦』は蕎麦粉100%で
それなりに量もあって800円だ。
私はそれほど蕎麦が好きではないので、蕎麦屋に行くときは
「今日はちょっと食欲無いから蕎麦でもいいか・・」
と消極的な理由で行っていたのだが(今日もそうだった)
ここなら積極的に行きたいと思った。

『樹(いつき)』は平岸ラルズストアの道をはさんだブロック
ケーキ屋『シエム』(ここのダックワースもおいしい)の二軒隣にある。
我々が行ったときはガラガラで全然流行っていない感じだったので
つい宣伝をしてみた。



2001年1月28日(日)『げぶげぶオヤジ』

歩きながらゲップをしてしまったらそれを見た妻が
妻「・・・げぶげぶオヤジ・・」と言った。
私「私はキミのことを一度だって『おばさん』呼ばわりしていないのに
なぜキミは私のことを『オヤジ』呼ばわりするのかな?」と聞くと
妻「年下だもん。当たり前じゃない。」と言うので
私「じゃぁ聞くけど、キミは去年も私のことを『オヤジ』呼ばわりしてたよね。
去年の私は今のキミと同い年だ。それはつまり今のキミも『おばさん』って
ことになるんじゃないのかな?」と言うと返答に窮したのか
妻「そんなこと言うと、本当におばさんなるよ! それでもいいの?」と変な脅迫をして来る。
・・・女性と言うのは、自分の意志で歳を取るスピードを変えられるものらしい。



2001年2月9日(金)『冬を楽しむツアー』

夕方、妻の実家がある旭川へ向かう。
正月に帰れなかったから今回帰省すると言うのが一番の目的だが
実は今回、もうひとつの目的がある。その名も『冬を楽しむツアー』だ。
最近私が冬の寒さについてあまりにも文句を言うので
「冬だからこそ、寒いからこそ体験できる素晴らしさを満喫して欲しい」
と、妻が計画してくれたのだ。
・・・あまりワクワクして来ないのは気のせいだろうか?

妻「今ごろの季節だったら、きっとダイヤモンドダストが見れるよ。」
・・・ダイヤモンドダスト・・たしか『セイント星矢』の必殺技に
これと同じ名前のものがあったように記憶している。
そんな攻撃を食らって平気なのだろうか?
妻は実家の両親に「朝ダイヤモンドダストが見れるようだったら
早めに起こしてね」と頼んでいる。やけに熱心だ。

妻「冬の朝って、寒いけどすっごく綺麗なんだよ。」
私は『汚くても暖かい朝』の方が好きだと思ったが黙っていた。



2001年2月10日(土)『氷瀑祭』

10時頃、甥っ子の直矢君に起こされる。
どうやら『ヤツ』は現れなかったらしい。
『冬を楽しむツアー』2日目のテーマは『氷瀑祭』だ。
車で層雲峡に向かう途中、愛山渓ドライブインで昼食。
私は舞茸ラーメン、妻は舞茸丼を頼んだ。
舞茸はこの当たりの名物なのだそうだ。

舞茸ラーメンはあっさりとしていておいしかった。
ただちょっと、シンプルすぎると言うか・・
麺の上に舞茸とネギしか乗っていないのはどうなのだろう?
舞茸丼も牛丼系の味付けをした舞茸と紅ショウガだけが
ご飯の上に乗っているだけの一点豪華主義と言うか直球勝負と言うか・・
これもおいしかったし、また来たときに頼むかもしれないけど
どちらもちょっとドライブインの食事にしてはフェチ度が高すぎる気がする。

しかし、ここのドライブインにはさらに凄いメニューがある。
それが『原田ラーメン』だ。これは地元の有名人であるスキージャンプの
原田選手をイメージして作られたらしいのだが、そのこじつけ具合が素晴らしい。

ここがポイント
味・・・正油のみ(失敗してもしおがない)
具・・・チャーシューは無い(にくめない男)
海苔(いつもニコニコ・ノリノリ)
メンマ(スキーの板)
ネギ(頭)
*原田のVジャンプのイメージ

原田選手の魅力をラーメンで伝えたいと言う気持ちはひしひしと感じる。
しかし、肝心のラーメン自体の魅力が今ひとつ感じられないように思えるのは
気のせいだろうか?

夕方、氷瀑祭を見る。綺麗だったけど、ものすごく寒い。




およそ考えられる最高の防寒装備で挑んだはずなのに
露出しているごくわずかな部分が痛い。
本当は花火が始まるまで待っていようと思っていたのだが
あまりの寒さにギブアップ。逃げるように実家へと戻った。
・・・果たして我々は冬を楽しんだのだろうか?



2001年2月11日(日)『男山』

『冬を楽しむツアー』3日目。
今朝も『ヤツ』は現れなかったらしい。
午前中、梅鳳堂と言う雑貨屋さんに行く。妻のお気に入りの店だ。
町はそんなに寒くないだろうと思って軽装で行った私が甘かった。
札幌とは寒さのレベルが違うと思った。

午後、男山酒造に行く。ここも寒い。風が吹いて地吹雪を上げている。
こんなに寒いにもかかわらず、年に一度の酒蔵開放日と言うことで
すごく盛りあがっていた。
お酒の製造過程を学んだり、試飲したり
展示品を見てお酒の歴史を学んだり、試飲したり
寒い中、ふんどし一丁で太鼓を叩く男たちを見たり、試飲したり
・・・と酒好きにとっては天国みたいなイベントだと思った。
しかし私は一滴も飲めないので
「ここで飲酒運転の取り締まりをすればいいのに・・」
などと意地悪なことを考えたりしていた。

ちなみに、ここのお酒はモンドセレクションを受賞しているらしい。
・・良く聞く名前の賞だが、これは本当に権威があるのだろうか?
同様に気になるのがグッドデザイン賞だ。あまりグッドな感じのしない
デザインのものばかりが受賞しているように思えるのは気のせいだろうか?



2001年2月12日(月)『旭川冬祭り』

『冬を楽しむツアー』4日目。
今朝も寝坊することが出来た。
結局ダイヤモンドダストを見ることは出来なかったようだ。
私「ほんと、残念だなぁ・・」
妻「・・わざとらしい! 来年こそ絶対に見せるからね!」
・・・妻は意地でも見せたいらしい。

今日は旭川冬祭りを見に行った。
札幌の雪祭りと比べると規模が小さいが
その分、歩いて見渡すにはちょうど良い感じだと思った。
メインステージでは五十嵐浩晃、辛島美登里、
ブルーム・オブ・ユースと言った豪華(?)なアーティストの歌を
生で聞くことが出来た。みんな寒そうだった。
昨日だったら小柳ルミ子、ニック・ニューサー、バラクーダと言った
もっと寒いステージが見れたはずだ。ちょっと残念。

食べ物関係の売店も充実していた。
ここで食べたみそラーメンがおいしかった。
北海道のラーメンはこういう寒い環境で一番おいしく感じられるよう
チューニングされているのかなとすら思った。

その他、旭山動物園から来たペンギンも可愛らしくて楽しめたのだが
1時間もいると寒さに耐えられなくなり車に戻った。
帰り道は吹雪のため高速が不通、6時間ぐらいかけてようやく札幌に戻ることが出来た。
妻「冬を楽しむって言うか、冬の厳しさを思い知る旅だったよね。」
私「・・うん。」
・・・キミにそう言うオチをつけて欲しくないような気がする。



2001年2月14日(水)『バレンタイン』

バレンタインデーに女性から男性にチョコレートを贈る習慣は
この日を『チョコレートの日』と制定した日本チョコレート・ココア協会によって
始められたのだそうだ。これが大成功し、チョコレート業界はこの期間に
年間売り上げの6割を達成するほど盛り上がるらしい。
確か節分の恵方巻も大阪海苔問屋協同組合の陰謀だったし
協会や組合というところは、こういう陰謀を張り巡らすのが得意らしい。

ただ、陰謀だろうが何だろうが行事マニアの我々としては無視できない。
今朝も妻がこう言っていた。

妻「バレンタインデー楽しみだなぁ・・」
私「キミがもらう日じゃないんだけど・・」
妻「え? でも一緒に食べるから同じだよ。」

妻の中では既に今日は『チョコを買って食べる日』と変換されているようだ。
会社から帰ってきた直後も妻が・・

妻「会社でチョコレートもらった?」
私「もらったわけじゃなくて、みんなで食べて下さいって置いてあった。」
妻「どんなチョコ?」
私「六花亭のイチゴが入ってるヤツ。」
妻「あー! 私もそれ食べたい!」
私(・・・だからキミがもらう日じゃないんだって・・)

バレンタインデーがこれだけ盛り上がっているのは
実際にお金を出す女性の方がチョコ好きなせいではないだろうか?
そんなことを思ったりした。



2001年3月20日(火) 『おいおい』

妻は『カレー』と発音するとき、『か』にイントネーションを付ける。
これだと魚の『鰈』と区別が付かない。この場合、平板で発音するべきなのだ。
最初のうちは注意していたのだが一向に治らないので自分の頭の中で
『鰈→カレー』と変換してから理解するようにしている。
これは北海道方言なのだろうか?
そんなことを考えながら『どさんこワイド212』を見ていると
池田バンビと言うお菓子の会社が紹介された。それを見た妻が・・

妻「あっ! 懐かしい!!
♪池田バンビのピーナツロール!」
と、いきなり歌い出した。
私「え? 何それ?」
妻「知らないの? ひょっとしてローカルCM?」
私「・・・たぶん・・」

その直後、テレビでは石炭で沸かす風呂の映像。すると妻が再び・・
妻「あったよね石炭部屋。ここに入ると鼻の穴が黒くなるんだ。」
私「え?」
妻「小学校に石炭部屋って無かった?」
私「無いよ。」
妻「じゃぁ何で暖房してたの?」
私「石油だよ。石炭暖房っていつの時代の話?」

世代的には一緒の筈なのに、生まれた場所によってこんなにも違う。
そう言えば七夕の風習を聞いたときにも驚いた。
北海道の一部では七夕(それも一ヶ月遅い8月7日)の夜、子供たちが
♪ローソク出ーせ、出ーせよー♪出ーさーないとかっちゃく(引っ掻く)ぞー
と歌いながら近所の家にお菓子をもらいに行くのだそうだ。

私「何? そのハロウィンみたいな風習。」
妻「・・え? そっちじゃやってないの?」
私「当たり前だよ!」
その後本屋で調べてみると『北海道の一部に伝わる奇習』と書いてあり
妻はこの『奇習』と言う言葉にショックを受けていたようだ。

一般的に北海道の人は、ローカルなものをローカルと気づかずにいる
傾向があるような気がする。

東京で働いていた頃、北海道出身の上司であるA元さんに「ガラナ買ってこい」
と言われて面食らった記憶がある。基本的に東京にはガラナもカツゲンも森の滴も
白い恋人チョコレートドリンクも売っていないのだ。

その先輩は『まるい』=丸井今井だと思いこんでいて
東京にある『赤いカードのまるい』の看板『○I○I』を『おいおい』と読んでいた。
こっちがおいおいと突っ込みを入れたい。
こういう人に限って、「北海道はナマリなんて無いべさ。」と
いきなりナマリながら主張するのだ。



2001年4月21日(土)『西向く士(さむらい)』

妻「あれ? 4月って31日までだっけ?」
私「30日まで。前に『西向く士(さむらい)小の月』って教えたはずだよ!」
妻「・・何だっけ?」
私「だから『にしむく』で『2、4、6、9』・・」
妻「ひーーーっ!」
私「・・・今の悲鳴は何?」
妻「情報量が多くて、パニックになった」
私「全然多くないよ! 今言った月と『さむらい』の『11月』が
小の月・・つまり日数が短い月になる! ・・簡単でしょ?」
妻「何で『さむらい』が11月なの?」
私「漢字で『十一』って縦に書くと『さむらい』って字になるよね?」
妻「さむらいって『ぎょうにんべん』の?」
私「ぎょうにんべんだったら『待つ』になっちゃうよ!
それを言うならにんべんの『侍』でしょ?
で、ひとまずそれは置いといて、この場合は武士の『士』って書いて
『さむらい』って読ませるの! ここまではいい?」
妻「・・・うん」
私「それじゃおさらいするよ。
『にしむくさむらい』つまり『2、4、6、9、11月』が小の月!
・・なんか5年ぐらい前にもこれと同じ会話をした記憶があるんだけど・・」
妻「デジャブーだね?」
私「デジャブーじゃなくて本当にそう言う会話をしたの! キミが忘れてるだけ!」
妻「・・カレンダー見るから覚えなくてもいいよ」
私「それじゃ『電卓使うから掛け算九九覚えなくてもいい』って理屈と同じだよ!
いいからもう一回! 『2、4、6、9』・・」

・・・なぜ学校でこんな大切なことを教えないのだろうか?



2001年7月3日(火) 『青たんスガワラ』

向こうずねを思いっきりぶつけてしまった。
見ると内出血で青くなっている。
それを見た妻が言った。

妻「青たんスガワラだね」
私「え? 何それ?」
妻「青たん出来たとき、そう言わない?」
私「・・言わない。どんな意味?」
妻「意味はわかんないけど、うちの実家じゃいつもそう言ってるよ」
私「スガワラって誰?」
妻「・・・さぁ・・」

その後、色々考えてみた。
スガワラと言えばまず思い浮かぶのが菅原道真だ。
で、青たんと言えば花札の役が思い浮かぶ・・

早速「花札・菅原」でネット検索。答えはすぐに出た。
花札で松、梅、桜の札がそろった役を「菅原」と言うそうだ。
松に鶴、梅に鴬、桜に幕の3枚を集めると「表菅原」で
それらの短冊を集めると「裏菅原」になる。
・・・って、ちょっと待ってほしい。
だとしたら「青たんスガワラ」ではなく「赤短菅原」が
正しいのではないだろうか?

だれかこの謎を解いてほしい。



2001年7月16日(月)『ティッシュ』

妻は良く『トイレットペーパー』を『ティッシュ』と言い間違える。
このため買い物を頼まれた時は必ず確認することにしている。

妻「あと、ティッシュ買ってきてね。」
私「えーと・・四角い箱に入ってて鼻をかむ時に使うヤツ?」
妻「ちがう。トイレで使う方のティッシュ。」
私「あっ! トイレットペーパーね。」

・・・事情がわからないとすごく変な会話だ。
つい最近、スーパーで買い物をしている時もこう言っていた。

妻「あと、トイレット・ティッシュ買わなくっちゃ・・」

・・・ごっちゃになっている。
なぜ、『トイレットペーパー』と言う言葉がすぐに出てこないのだろう?
私なりに推理してみた。

ひょっとしたら妻は、一番言葉を覚える子供時代にトイレットペーパーを
使っていなかったのではないだろうか?
このため、妻の頭の中では例えば『トレーシングペーパー』と同格ぐらいの
なじみの薄い外来語になっているのではないだろうか?

確認してみると、やはりそうだった。
当時は『茶チリ』と呼ばれる茶色いちり紙を使っていたらしい。

謎は解けた。しかし、解決方法はまだ見つかっていない。



2001年8月10日(金)『火垂るの墓』

さて、明日から夏休みだ。
家に戻り、リラックスした気分でTVを付ける。
丁度ナイターが終わって映画が始まるところだった。
タイトルは『火垂るの墓』
有名なアニメだし、とりあえず見ておこうか・・
やがてオープニングが始まる。

その時、妻の様子がおかしいことに気付いた。
「本当に見るの?」と何度も聞きながら、部屋の隅に移動している。

妻「私 この映画の結末って話さなかったっけ?」
私「聞いてないと思うよ」
妻「・・聞きたい?」
私「いや、これから見るし・・」
妻「本当に? 本当に見るの?」
私「うん。何か問題でもある?」
妻「問題はないけど・・イヤな気分になるかもよ。」
私「でも子供の見るアニメでしょ?」

会話している間も、妻は決してブラウン管を見ようとしない。
音だけを聞きながら「このおばさんが憎たらしいのよ!」などと
劇中の人物に対して腹を立てている。

そして2時間後。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

見終わってようやく、妻の反応が理解出来た。
なんて救いのない映画なのだろう。
それが戦争だと言われればそれまでなのだが、もう少し・・何というか
優しい視点で描いても良いのではないかと思った。

ちなみにGoogleで『火垂るの墓 トラウマ』と検索すると100件ヒットした。
これが多いのか少ないのかはよくわからないが
夏休みの始まる前のウキウキした気分が、だいぶ削がれたことは確かなようだ。



2001年8月14日(火)『朝6生ワイド』

友人宅で宴会。

「・・もう朝の5時だね。」
「うん。さすがに眠い・・」
「あれ?」
「どうしたの?」
「今、TVで『あさろく生ワイド』が始まった。」
「5時なのに『朝6』?」
「うん。だから変だなと思って・・」
「ひょっとして『朝6』の『6』は、6チャンネルって意味なのかな?」
「え? でもSTVでしょ? 札幌で言えば5チャンネルだし
日本テレビ系列って意味だとしても4チャンネルになるはずだよ。」
「だとしたら『録画』の『ろく』なんじゃない?」
「でもそれだと、その後の『生ワイド』と矛盾するし・・」
「そっか・・」
「あっ! ミカ帰ってきた。
ねぇミカ? 何で『朝6生ワイド』が朝の5時から始まるの?」
「あん? ああ! もともと6時からやってたんだけど
他の局の朝番組がどんどん早まったから、それに合わせて5時になったんだわ。」
「ふーん。そうなんだ。じゃぁ『朝5生ワイド』にすれば良いのにね。」
「それだと語呂が悪いんじゃない?」
「じゃぁ『ゴーゴー生ワイド』とかどう? あっ!『ごきげん生ワイド』もいいかも。」
「くーちゃん考えるモードになってるね。」
「そう言えば昔『おそく起きた朝は』って番組が、朝9時頃からやってたんだ。
それで『遅くないじゃん』って言われてた。で、その後の番組改編で
午後から始まることになって、それで今度は『遅すぎるじゃん』って突っ込まれてた。」
「あと関係ないかもしれないけどラジオでやってる『70%オレンジ』って番組・・
残りの30%が何なのかすごく気になるんだよね。」

・・・と言う感じで、朝まで飲んでました。



2001年9月02日(日)『本屋にて・・』

妻 「あっ! ホットペッパー見つけた!
やったー!うれしい! これずっと探してたんだ!」

フリーペーパーを見つけてそんな喜ばなくても良いのに・・
そう思った5秒後・・

妻 「でもこれ、リニューアルされてちょっと薄くなったみたい。
紙代ケチってるのかな? 表紙のキャラもなんかピンと来ない感じだし・・」

フリーペーパーにそんな文句付けなくても良いのに・・



2001年11月19日(月)『星をみるひと』

デビット・ジョン・アッシャ博士の予言によると
この日未明、日本で獅子座流星群の大出現が見られるらしい。
行事好きの我々は早速、カメラと三脚を持って由仁町に行くことにする。

車を走らせて約一時間。高台に見晴らしの良い駐車場を見つけた。
キャンプ用のイスとテーブルを設置したのが午後10時。
・・空は分厚い雲で覆われている。

私「晴れるかな?」
妻「晴れるよ。きっと・・」

そう言った直後、雲の切れ間から流れ星がひとつ見えた。

やがて午後11時。空は綺麗に晴れ渡り、満天の星が見え始めた。
札幌で見るより、ずっと明るく数も多いようだ。
それと同時に、ツー、ツツーっと流れ星の数も多くなってくる。

私「・・あっ! 見えた、ほらあっちにも! あっ! また!」
妻「わぁ! 今の見た? すごく大きかったよ!」

・・そんな時に限って、カメラの調節をしていて見逃していたりする。

深夜1時頃になると、流れ星の数はさらに増えて来る。
中にはガスバーナーのような青い光を出すものや
赤く光りながら流れる星も見ることが出来た。
流星痕と呼ばれる煙のような航跡を10秒以上残すものがあったり
一瞬、空をパッと明るくするくらい大きな流星もあった。

ただ、この頃になると空だけではなく地上も賑やかになってくる。
最初は我々だけだった駐車場に車が1台、また1台と集まり始める。
大声で騒いでいる外人さんたちもいた。・・・賑やかって言うかうるさい。

よく『流れ星にお祈りをすると叶う』と言われているのでさっそく祈ってみる。

「あの外人さんたちが、もう少し静かになりますように・・」

そうこうしているうちに、流星の数はどんどん増えてゆく。
「あっ!」っと声を上げた瞬間、3つの星が同時に流れたり
目の前を流れる小さな流星を見ていると、視界の端の方に
もっと大きな流れ星が流星痕を描きながら流れたりする。

どこからか「花火みたい」と声が聞こえた。
大げさじゃなくそんな感じだった。
携帯電話で誰かに電話している人もいた。
「すぐに来て! すごいよ! 見逃したら損するよ!」
確かにこんな経験、初めてのことだった。

今見たニュースによるとこの大出現、200年に一度のことらしい。
その歴史的な瞬間を、私のカメラがきちんととらえたかというと
・・・結果は以下の通り。やはり新聞に出ているような鮮明な写真は
よほどの腕と運が必要なものらしい。
次こそきちんと撮るぞ! ・・って、そんなチャンスが巡ってくるには
あと200年生きなければならないのだが・・


ちなみにこの流星、もともとは1866年に彗星が落としたチリが
地球の大気との摩擦で燃えて光っているのだそうだ。
あの時、あの場所で見た、たくさんの流れ星は
約150年もの時を隔てて輝いていたのだ。
・・そう考えると、もうちょっと有意義なお祈りをしておけば良かったと
ちょっと反省してしまった。



2001年12月03日(月)『激落ち君』

妻「ねぇ見て見て! これ『激落ち君』って言うんだ。」
私「え? このスポンジみたいな奴?」
妻「うん。水をつけてこするだけで茶渋がほら!
こんなに綺麗に落ちるの。」
私「ふーん。」
妻「この凄さは実際にやってみないとわからないよ。
ほら、こっちのカップで試してみて!」
私「どれどれ・・あっ! ほんとだ。
ちから入れてないのに、すっと落ちた。」
妻「でしょ? 洗剤もいらないんだよ。」
私「すごいねこれ、どこで出てるの? 小林製薬?」
妻「ちがう。なんか、ドイツの会社みたいだよ。
茶渋だけじゃなくて、こんな感じで水垢の上に埃が
たまったような場所もすぐに綺麗になるよ。
って、何で私、実演販売みたいなことしてるんだろう・・」
私「ほんとだね、でもすごい! 落ちる落ちる。
これ、風呂掃除にも良いかもね。ちょっと試してみるよ。」

<10分後>

私「やっぱいいよこれ! まさに『激落ち君』!
浴槽もピカピカに・・・」
妻「にやり・・」
私「・・ひょっとして、ハメられた?」



2001年12月23日(日)『絶対音感』

TVで絶対音感の話をしているのを見て妻が言った。

妻「いーなー! 私も絶対音感が欲しい!」
私「そんな気軽に手に入るもんじゃないと思うよ。
そもそも何に使うつもり?
じゃぁ例えば、サンタクロースがキミに絶対音感を
プレゼントしてくれたらそれをどう活用する?」
妻「カラスの鳴き声聞いて『これは、ソの音ね』とか
『救急車のサイレンは、ミの音よ』とか、そんな風に言ってみたい!」
私「・・それって単なる自慢だよ。他には?」
妻「カラオケの歌だってうまくなるかもしれないよ。」
私「関係あるの?」
妻「絶対音感のある音痴っていなさそうじゃない?」
私「まぁ・・そうだけど・・」

サンタさんがここを見てるのかどうかは知らないが
どうせあげるのならもっと真剣に音楽を志している人にあげた方が良いと思う。



2002年1月04日(金)『ガーリックピーラー』

妻「ねぇ見て見て! これ、こないだ買ったヤツ・・」
私「ああ! ニンニクの皮むき機ね。」
妻「うん。筒の中にニンニクを1カケ入れて
ごろごろって転がすだけでほら! 薄皮まで綺麗にむけるの。」
私「ふーん。」
妻「この凄さは実際にやってみないとわからないよ。
ほら、こっちのニンニクで試してみて!」
私「どれどれ・・あっ! ほんとだ。
ちから入れてないのに、ぺろんとむけた!」
妻「でしょ? こんなに単純な構造なのに、ふしぎだよね。」
私「すごいねこれ、どこで出てるの? 小林製薬?」
妻「・・便利な物は全部小林製薬から出てるって思い込んでるでしょ?」
私「ちがうの? あっ! メイド・イン・イタリーって書いてある。」
妻「イタリア料理ってニンニクたくさん使うもんね。
ペペロンチーノとか、バーニャカウダーとか・・」
私「それにしてもすごい! 便利便利!」
妻「・・・・そんなにたくさんむいても使えないよ。」

新年早々、去年書いた日記をコピペしてちょっと変えただけの手抜き文章で
申し訳ないですが、このガーリックピーラー、すごくいいです。
今まではにニンニクの両端を包丁で切って、水道水で洗いながら皮をむいていたのですが
それでも時々剥がれにくい薄皮があってイライラしたものです。
でも、これだとほんとに一瞬で皮をむくことが出来ます。
我々は帰省の際、新宿伊勢丹地下にあるBPQCという雑貨屋で買ったのですが
ネット通販でもあるようです。(こちらはドイツ製)

あとバーニャカウダー(アンチョビ入りイタリア風温ソース)で思い出したのですが
前に作ったゲームの中でこの料理を紹介したことがあるのです。
その時デバッグをしてくれたMさんが
「このガーニャパウダーのところでバグるんだ! ガーニャパウダーのところで!」
と、名前を間違って憶えたまま甲高い声でバグ報告をしてくれたのが印象的でした。

Mさん、ガーニャパウダーって・・どんな粉なのでしょうか?



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