○エッセイ〜その他編


2000年7月6日(木)『根本先生』

中学の時 英語を教えてくれたのが根本先生だった。
この先生 話が面白くて 「1時間」を英語で「アワー」ということを
教えてくれたときに

先生「昔 『東映アワー』という1時間のテレビ番組があってね。
それを見た評論家が 『東映アワーは開いた口がふさがらない』と
批評したんだ。それを聞いた東映の人が文句を言ったらその評論家が
『トーエーアワーと発音してみろ! 開いた口がふさがらないから・・』」

・・・確かにずっと口を開けたまま発音できる。
皆さんもご一緒にどうぞ。トーエーアワー。
ただ この理屈で行くと今テレビでやってる「ウィダーインゼリー」のCM
『2時間アワー』は矛盾したタイトルってことになるかもしれない。

根本先生は他にも 教科書に「シェル=貝」という英単語が出てきたとき
昭和シェル石油(ガソリンスタンド)の宣伝文句を教えてくれた。

『入れてみて 初めてわかる 貝の良さ』

・・・根本先生。中学生に下ネタ教えないで下さい。



2000年7月7日(金)『岡部先生』

中学の時 数学を教えてくれたのが岡部先生だった。
『集合』についての授業で先生は
「数を数えられるのが集合です」と言った後
「それでは長山君。世界中にある砂の数は集合ですか?」
と聞いてきた。

私は「どれくらい小さな石を砂と呼ぶのかわからないし
どれくらい大きな埃を砂と呼ぶのかわからないから集合じゃない」
と答えたのだが それを聞いた岡部先生 明らかにむっとした顔で
「それじゃ2ミクロン以上3ミリ以下」と大きさを定義して
世界中の砂の数を無理矢理集合にしてしまった。

今思うと 生意気な生徒だったようだ。岡部先生ごめんなさい。
ただ あれから20年以上たって気が付いたのだが(遅すぎ・・)
砂と呼ぶためには成分のことも考える必要がある。
くだけた貝殻は砂と呼んでもいいかもしれないが
プラスチックの破片は 砂とは呼べないような気もする。
ガラスの場合は? 金属の場合は?

・・・すみません岡部先生。
生意気な性格 まだ直ってないようです。



2000年7月19日(水)『ビデオ』

ちょっと前にビデオを買った。最近のビデオはすごい。
録画した番組のCM部分を自動的に早送りしてくれるのだ。
詳しくは知らないが音声のステレオ/モノラルの切り替え時間で判断しているらしい。
お店にある一番安い機種でさえこれだけの実力を持っているのだから
高級機種は いったいどれほど便利なのだろう?

ビデオを選んでいるときに気付いたのだが 最近のビデオにはヘッドフォン端子がない。
これは結構不便だ。というのも会社でゲームのデバッグをしている時は大抵

ゲーム機→ビデオ→モノラル14インチテレビ

というように接続している。
ヘッドフォン端子が付いているゲーム機は ほとんどないため(メガドライブは付いていた。)
音声をステレオで聞くためにはビデオにヘッドフォンを繋げたいのである。

もちろんテレビをステレオにすれば問題は解決するのだが
ステレオのテレビは高いし 何より安いテレビでチェックしてこそ
わかるような問題もある。(文字や色のつぶれ具合、画面表示の限界など)
仕方ないので今は音声のみラジカセに繋いで聞いている。

私はあまりAV機器に詳しくないのでよく解らないのだが
ビデオというのは あとどれくらい使われるものなのだろう?
最近 テレビに関しては「デジタル多チャンネル」とか言って宣伝している。
このデジタル放送を録画するためには やはりデジタル放送対応ビデオが必要なのだろうか?
その頃になれば録画するメディアもVHSテープではなく録画できるDVDになっているのだろうか?
でも録画できるDVDは昔のベータとVHSのような2つの違う方式があるとも聞く。
・・・こういう難しい問題は 今の安いビデオが壊れてから考えることにしよう。

どんな形になるにせよ これからのビデオに期待したいのは「予約時間修正機能」だ。
例えば9時に予約録画していたドラマが野球などで遅れてしまった場合
テレビ局側が「ドラマは9時30分からですよ」という信号を送る。
その信号を受信したビデオが 予約時間を自動的に遅らせてくれるような機能だ。
簡単に出来そうな気がするのに なかなか実現しない。

それとビデオに内蔵されている時計は お昼の時報か何かを受信して勝手に時刻あわせをして欲しい。
嫌いなタレントを入力すると顔にモザイクがかかり音声が加工される機能も欲しい。
録画したCMを早送りするだけではなく最初からCMを録画しない機能も欲しい。
逆に見たいCMを登録しておくと放映時間を検索して全バージョン録画してくれる機能も欲しい。
複数のビデオテープを管理して 例えば連続ドラマはテープAにスポーツはテープBに・・
という感じで自動的に割り振ってくれる機能も欲しい。

デジタルでインタラクティブな多チャンネル放送対応ビデオなら
きっと実現してくれることだろう。



2000年7月20日(木)『2千円札』

今日 銀行に行ったら「2千円札交換受け付けます」と書いてあったので
1万円分交換した。早速コンビニで使ってみる。
・・・・店員は無反応。当たり前のように受け取ってお釣りをくれた。
つまらない。

「あ・・2千円札ですか? いるんですよねこう言う新しもの好きが・・
これって書類に住所と名前書かないと交換できないんですよね。
お昼休み使ってわざわざ銀行に行ったんでしょ? よっぽどヒマなんですね。
で 手に入れて有頂天になって使ってみたってわけですね?
朝からそういうお客さんばっかりですよ。だからこっちももう見慣れてるの!
上目遣いでこっちの様子見て・・何かリアクションがあると思いました?
はは! 残念でした! うざいから早く帰って下さい!」

まぁ・・こんな風に言われるよりはマシかも知れない。
あるいは

「お客さん! ひょっとして私がお釣り間違えるかと思って
こういう新しいお札 使ってみたんでしょ?
その手には乗りませんよ。こっちだって商売です。
確かに以前 現行のお札に切り替わったときはお釣りのミスが多かったらしいです。
でもね。こっちだってバカじゃない。今朝だって店長が朝から銀行に行って
2000円札を大量に交換してきたんです。今の従業員はそういう風にきちんと
教育されてるんです。へへん! 残念でした! ほら! 仕事の邪魔しないで下さい!」

なんて言われなくて良かった。
・・・しかし考えれば考えるほど この店員 イヤな奴だ。
いったい何様のつもりなのだろう?
と自分の想像に腹を立てながら会社に戻る。

会社で「2千円札2千円で売るよ!」
と言って回ったら

「あっ! 今日からなんですか?」
「なんかオモチャみたいですね」
「ココの部分 角度を変えてみると『2000』って文字が出るんだよね」
「これって記念紙幣じゃなかったんだ?」

と結構いい反応。あんな酷いこと言う人は一人もいない。
・・・良かった。結局3人に2000円札を売った。

この2千円札 妻に言わせると表(?)に書かれた「弐千円」という文字が
他の紙幣と比べると左に寄りすぎていてバランスが悪いそうだ。
確かにそう言われれば そんな気もする。
そういう目で見てみると 他のお札は絵柄と同じ透かしが入っているのに
2千円札の透かしに書かれた守礼門はなんだか窮屈そうな感じだ。
裏(?)に書かれた紫式部も守礼門と何の関係もないキャラに思える。

源氏物語の文字も謎だ。なぜ「鈴虫」なのだろう?

十五夜の月がまだ上がらない夕方に、宮が仏間の縁に近い所で念誦をして
おいでになると、外では若い尼たち二、三人が花をお供えする用意をしていて・・・
(与謝野晶子訳)

内容的にはこんな感じなのだが この文章に何か意味があるのだろうか?
無理矢理意味づけようとするなら この後に

「松虫は確かにいい声で鳴くけど 人がいない山奥などで鳴いて
庭先ではあまり鳴かない意地悪なところがある。
その点 鈴虫はそういうところがなくて愛嬌がある」

というようなことが書かれているので
「所詮2000円の価値しかないんだから お高くとまってないで
バンバン使ってくれよ!」
という政府のメッセージが込められているのかも知れない。

・・・今日は時事ネタで日記っぽく攻めてみました。



2000年7月21日(金)『続・2千円札』

キバヤシ「・・・そうか! そう言うことだったのか!」
タナカ「どうした? キバヤシ!」
キバヤシ「昨日の日記にあった 源氏物語第三十八帖『鈴虫』の謎が解けたんだ!」
MMR一同「何だって?」
タナカ「せ・・説明してくれ! キバヤシ!」
キバヤシ「まずこの文字を見てくれ!」


キバヤシ「枠でくくった部分が2千円札に書かれている文字だ!」
タナカ「この赤、青、緑の線は?」
キバヤシ「これは俺が加筆した。順番に読んでみてくれ」
タナカ「あたま・・とける・・なはときみたち・・」
キバヤシ「『なは』は『那覇』と読む。何か連想しないか?」
タナカ「那覇いえば沖縄。沖縄といえばサミットだ!!」
キバヤシ「そう。これは恐ろしい予言の詩なんだ」
タナカ「ちょっと待ってくれ! ここでいう『君たち』は誰を指しているんだ?」
キバヤシ「恐らく・・・世界の君主・・つまり首脳たちのことだろう・・」
タナカ「サミットで世界の首脳たちの頭が溶ける・・・テロが起こるのか?」
キバヤシ「結論を急ぐな! 沖縄サミットを記念した新紙幣に恐ろしい呪いの言葉が書かれている。
今言えるのはそれだけだ!」
タナカ「・・・未知の超兵器だろうか? 謎の奇病だろうか?
全ては・・サミット当日に明らかになる・・」
キバヤシ「案外 森首相の『頭が溶けるような失言』だったりしてな・・」
MMR一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



2000年7月22日(土)『夏向けの話題』

夏向けにちょっと恐いお話を・・

小学校6年生の頃 よく金縛りにあった。
金縛りには予兆がある。きーーーんという耳鳴りがした後身体が全く動かなくなる。
それから後に起きる現象はその時によって異なる。

私の寝ている布団が つつ・つーーーーっとまるで誰かに引っ張られているかのように
部屋中を移動したり 突然 見えない手にがっと足を掴まれたり
たくさんの手にボカボカボカボカっと頭を叩かれたり
布団が急に重くなり息が出来なくなったり
家にある古いタンスが 女の人の声で意味不明の言葉を呟いたり・・

ある日のこと 私の寝ている布団が急に浮き上がった。
ふわふわと浮き上がり 天井から吊られた電灯が目の前まで迫った後

どん!!
という音と共に落下した。

・・・これらは全て夢だったのかもしれない。
ただ 当時の私は 落下したときのガクンという衝撃を確かに感じていた。

あの頃は夜になるのが恐かった。
金縛りの最中 目を開けてしまうと恐ろしい亡者の顔を見ると聞いていたので
私は必死に目を閉じながら
「助けて下さい! ・・助けて下さい!」と誰かに祈っていた。

金縛りは私が中学に上がる頃 ぴたっと起こらなくなった。
しかしその後 ワイドショーを見た私は飛び上がって驚いた。
あるアイドル歌手が 沖縄ロケに行った後 布団が浮き上がる現象を
体験したのだという・・その時 ゲスト霊媒師が言った。
「沖縄は戦没者の霊が多い場所なので霊感の強い人が行くと
このような現象が起こることがある」と・・・

実は私も小学校5年生ぐらいの頃 『少年の船』で沖縄に行き
ひめゆりの塔などを見学してきていたのだった。

ちなみに私の誕生日は6月23日・・沖縄の終戦記念日である。



7月25日(火)『続・続2千円札』

キバヤシ「・・・そうか! そう言うことだったのか!」
タナカ「どうした? キバヤシ!」
キバヤシ「2千円札に隠された新たなるメッセージが明らかになったんだ!」
MMR一同「何だって?」
タナカ「キバヤシ! 沖縄サミットは無事閉幕したんだぞ!
心配されていたテロも病気も失言もなく!
つまりお前の予言は外れたんだぞ!」
キバヤシ「その疑問に関しても全て説明できる!
・・・この文字を見てくれ!」



タナカ「赤、青、緑の順に読めばいいんだな?」
キバヤシ「そうだ」
タナカ「つま・・いのるとき・・しけいのみにならす・・
どういう意味だ?」

キバヤシ「2千円札には呪いの言葉と同時に希望の言葉が隠されていたんだ。
『妻 祈るとき 死刑の身にならず』
今回のサミットは各国首脳の夫人が欠席したことで話題になった。
つまりこういうことだ。多くの夫人が国に残り夫の安全を祈ったことによって
『死刑の身』・・つまりそれくらい恐ろしい出来事が回避されたんだ。」

タナカ「・・・さすがに今回のは無理矢理っぽくないか?」
キバヤシ「・・・・すまん・・」



2000年7月28日(金)『不倫館』

鼻をかもうとして何気なくポケットティッシュを出したら

不倫・人妻・熟女
ツーショット
不倫館

と書かれていて ぎょっとした。
誰も見ていないことを確認してこっそり裏返すとそこにも

禁断の扉を開き
煩悩の赴くままに
ご賞味下さい

と書かれていた。
かなり気まずい気分になったが だからといって鼻水が止まるわけではない。
仕方なく『禁断の扉』を開き 煩悩の赴くままに紙を取り出し
鼻をかむという行為を賞味した。

しかしこのポケットティッシュ・・・いったいどこで貰ったのだろう?
男性専用ダイヤルの局番が011になっていたので
(ちなみに女性専用はフリーダイヤルだ)
札幌で入手したことは間違いない。飲みに行ったときだろうか?
いずれにせよ誰にも見られずに鼻をかめて良かった。

お店で買えば50円ぐらいするポケットティッシュを
タダでもらえたわけだからあまり文句を言ってはいけないのかもしれないが
これはちょっと困る。例えば夏の終わり、遠距離恋愛している若いカップルが・・

少女「・・・今度会えるのは・・・冬休みかな?」
少年「・・・・・うん。」
少女「私・・秋って嫌い。だって秋は・・お休みがないから・・」
少年「泣くなよ。・・ほらこれで涙を拭いて・・」

そう言って少年が少女に手渡したティッシュが この不倫館だったら・・
・・・考えただけで恐ろしい。

一番困るのはこのティッシュを使い切るまで まだまだ時間がかかると言うことだ。
その間に誰かに見られて 「長山は不倫願望がある」と思われてしまったらどうしよう。
かといって袋を捨ててしまったら紙がバラバラになる。

恐らくそれが敵の作戦なのだ。
ティッシュならビラよりも受け取ってもらえる確率が高いし
一度受け取ったら使い切るまでポケットの中にある。
その間 我々はずっとこの電話番号を目する可能性があるのだ。
中には本当に電話する人もでてくることだろう。

こういう電話番号を利用する人にとってもメリットがある。
ティッシュなら誰かに見つかっても
「あ・・これ 道で貰ったんだよ」と言い訳できるのだ。
絶対安全な場所に危険な電話番号を控えておくことが出来るのである。
これがビラだったらシャレにならない。

・・・あっ・・いや・・私は利用してないですよ。



2000年8月04日(金)『有限会社無限』

今のところそう言う予定も野望もないが もし会社を作るなら
社名を『有限会社無限』にして「どっちなんだー!」と突っ込みを入れられたいと
思っていた。しかし調べたら本当にあった。しかも2社。
広島にある産廃処理業者「有限会社無限企画」と
板橋区にあるタクシー会社「有限会社無限サービス」だ。

だからといって「株式会社有限」という名前にするのも芸がない。
いっそ「領収書」という名前の会社にして

私「領収書お願いします」
店員「はい。お宛名は?」
私「領収書で・・」
店員「ですからお宛名は?」
私「ですから領収書で・・」

というループ会話を楽しむのもいいかもしれない。
あるいは電話を掛けたときに困るように社名を「もしもし」にしたらどうだろうか?

私「もしもし。もしもしです」

という間抜けな会話を楽しむことが出来る。
どうせなら「亀世」にして

私「もしもし。亀世です」

と言うのもいいかもしれない。歩みののろそうな社名だ。

ところで北海道には おはぎなどで有名な「サザエ」という会社があるのだが
ここに電話したら陽気な奥さんが「サザエでございまーす!」と言ってくれるの
だろうか? その時の保留音は「♪お魚くわえたドラ猫〜」なのだろうか?
・・・興味は尽きない。



2000年8月05日(土)『オムフェイス』

前にいた会社の近くに「オムフェイス」という名前の事務所があった。
何をしているところなのかは知らない。しかしその名前から想像してみた。
オムと言えばオムレツを連想する。
実際、オムライスはライスの上に薄く焼いたオムレツを乗せたものだ。
その理屈で行くと オムフェイスは・・・顔の上に乗せたオムレツ・・・なのだろうか?
そう。こんな風に・・・

彼らは出社すると新鮮な卵を1つ割り、専用のフライパンを使ってオムを焼くのだ。
それをおもむろに顔に乗せ、ごはん粒を使って貼り合わせる。
フロアーにいる社員全員がオムフェイスだ。中には若い女性もいる。
入社してすぐに辞める者も多いが美容に良いと主張している女子社員もいる。
創業以来20年。この儀式が欠かされた日はない。
そしてその格好のまま「オムにバス」という名のバスに乗り、オムすびのおかずに
丁度いい具合に乾燥した顔のオムを食べるのだ。

・・・想像したら怖くなってしまった。



2000年8月08日(火)『コンビニ』

セブンイレブンは確か「朝7時から夜11時までやっている便利なお店」
という意味のネーミングだったはずだ。当時はそれでも充分インパクトがあった。
しかし最近はどのコンビニも24時間営業になり、セブンイレブンという名前も
形骸化(と言うほど大げさなものでもないが)してしまった。
そういう意味では後から出来たam/pmの方がずっと正しいネーミングだったりする。

コンビニがなかった頃、世の独身男性はどんな暮らしをしていたのだろう?
夜中に腹が減っても我慢していたのだろうか? ラジオの電池が切れても
次の日電気屋が開くまで待っていたのだろうか?
・・ちょっと前の時代のことなのに 何だか想像が出来ない感じだ。

ところで初めて24時間営業を決断したのはどこのコンビニなのだろう?
恐らく社内でもの凄い反発があったはずだ。

「夜中の3時におでんを買いに来る客なんているのか?
そんな来るか来ないかわからない客のために ずっと温めておくのか?
おでんだけじゃない! 電気代だって2倍! 人件費だって2倍だ!
いや・・深夜手当を出さなくちゃいけないから2倍以上だな・・
しかも深夜は犯罪が多い! 殺人でも起きたらあんた責任をとれるのか?」

そう言われてもなお、24時間営業を決断した人がいるからこそ
今のコンビニがあるのだろう。

宅配が出来る。公共料金が払い込める。チケットが買える。ゲームが買える。
その後もコンビニは どんどん便利になってきた。
規制が緩和されれば薬が売られるようにもなるらしい。
これなど24時間営業のメリットを活かしたいい例だ。

ただこの便利さが当たり前になってしまうと今度は逆に
インコンビニエンス(inconvenience=不便)ストアが欲しくなる。
コンビニは売れ筋商品しか置かないから そこで売られていないもの・・
例えば見たこともないような調味料やマイナーな雑誌
地方では有名な特産品や名前も知らないジュース
ほとんど使われていない型番の電池、マニアックなゲーム
・・・などを売る店が出来て欲しい。もちろん営業時間は短くて良い。

そんな店がコンビニの隣にあったら少なくとも似たような品揃えの店が
2軒並んでいるよりはずっと便利だ。



2000年8月10日(木)『i−mode』

出張中は仕事関係のメールをi−modeに転送してもらっている。
専用のキーボードも買ったので長文メールも楽に打てる。
これでビジネスはバッチリだ!
・・・と思っていた。しかしこれが結構使えない。
まず困るのは添付ファイルだ。

[添付ファイル削除]
いつもお世話になっております。
マップデーターを添付しました。
ご確認の上、なるべく早くご返送
下さい。

こんなメールをもらってもi−mode単体で見られるわけがない。
ノートパソコンと接続すればダウンロードも可能なのだろうが
携帯はPHSよりデータ転送速度が遅いし、何より私は接続ケーブルを持っていない。

文字制限があるのもきつい。

>長山です。
>例の資料、FAXしました。
>今度は問題ないと思いますがい
かがでしょうか?

受け取りました。
せっかく作っていただいたのです

ひとつ大きな問題があります。大
変申し上げにくいのですが実は、
 −−−−−END−−−−−

・・・何が問題なのか会社に戻るまでわからない。ドキドキである。
この文字制限で大失敗をした人はいないのだろうか? 例えば・・

>一郎です。
>ずっと前からあなたのこと好き
でした。

桜です。
メールありがとうございます。
私もあなたのこと好きです。
 −−−−−END−−−−−

でもそれは友達としての『好き』なのだと思います。
クラスのみんなには内緒にして欲しいのですが
実は私には彼氏がいます。2コ上の大学生です。
そういうわけでもうメールしないで下さい。

ENDの部分で切れてしまったら一郎君はとんだ勘違い野郎になってしまう。
そうなった場合、NTTドコモは責任をとってくれるのだろうか?



2000年8月13日(日)『ホモのおぢさん』

大学2年生の夏休み 親から借金をして1ヶ月間ニューヨークに行った。
そこで一番印象的だったのは 「どうもニューヨークにはホモが多い」ということだった。
街を歩いているだけで 「昼飯でも食わないか?」と毎日のように誘われる。
小便器で用を足していると上から覗かれる。クリストファー・ストリートと言う所では
男同士のカップルが手をつなぎながら歩いている。そこの土産物屋には開くと男性ヌード
の写真(当然無修正)がバーンと飛び出すポストカードなどが売られている。
しかもそういう土産物屋に何も知らない日本人の家族連れが入ってきたりすることもある。

ある日グランドセントラル駅のベンチで休んでいる時 体の大きな初老の男性が
「ハーイ!」と声を掛け隣に座ってきた。「どこから来たんだ?」というような
世間話をしてきたので 英会話の勉強になるかと思い話を合わせていると
彼が私に握手を求めてくる。そういうのがアメリカ的なのかと思っていると
次に彼の手が私の膝を触った。手はやがて私の太股・・腰・・股間と移動してきたので
驚いた私が「何をするんだ!」と声を上げると「私のアパートに来ないか?」と
誘ってくる。「そう言う趣味はない」と言い切ると彼が

「でも一度ぐらい 少年に恋をしたことがあるだろ?」

と言ってウィンクしてきた。
「NO!!」と言って立ち上がり 足早に立ち去って行く間
背中のあたりにゾワゾワゾワーーっとした感覚を感じていた。
・・・恐かった。

後で聞いた話によると日本人というのは小さくて髪の毛が黒いため
そういうタイプの人たちにモテるのだそうだ。

ちなみにその時私が泊まっていたホテルはYMCA。
ビレッジ・ピープルというホモっぽい人たち(偏見?)が歌った
「♪素晴らしい ♪ワーイ・エム・シー・エー」という歌は
(正確には西城秀樹がカバーした訳詞だが・・)
ひょっとして 「男の子 ナンパし放題」だから素晴らしいのではないか?
などと考えてしまい またゾワゾワゾワーーっとしている。



2000年8月20日(日)『ペット』

小学生の頃、犬を飼っていた。
その頃は確か残り物のおかずなどを食べさせていたはずなのだが
最近は「半分ノラ状態」のペットさえペットフードを食べている。
・・いつからそんなに贅沢になったのだろう?

ちょっと調べてみたらすごいことになっていた。

ペット用品専用中性洗剤「ミラクルオレンジワン」6本割引セット・・6000 円
プレミアムペットシャンプー・・・2400円
コンディショナースプレー・・・2500円
トリートメントスプレー・・・2500円
ペット用ハンドメードネックレス・・・5500円
ビタミン&ミネラルのサプリメント・・・1204円
ペット用ライフジャケット・・・35ドル95セント

・・・なんだか私よりも贅沢だ。

その他にも山佐からは犬用の万歩計が出ていたり
音声を感知して犬のいやがる超音波を発する無駄吠え防止トレーニングマシン
なんてものもある(虐待ではないらしい・・・8600円)
また、ペット専用の牛乳まである。(ペットボトルに入っているのかどうかは不明)

この調子で行くと、ペット専用のミネラルウォーターや電動歯ブラシ、
腕時計、メイク用品、スポーツジムなどが出来るかもしれない。

自分のペットを賢くさせるペット専用スクールなどは既にあってもおかしくない。
そうなるとペットが資格を取るようになるかもしれない。(マナー検定3級の犬とか)

猫の喜ぶ映像や犬の喜ぶ音楽なども研究されそうだ。
人間には全く評価されないけど、なぜか犬や猫に大人気のミュージシャン(人間)などが
出て来るかもしれない。

あと関係ないけど猫に小型カメラを取りつけて、毎日どこで何をしているのか
猫の目線でその日の行動を覗いてみたい気がする。

今、AIBOなどのペット型ロボットが売れているらしいが
これはあくまでも人間向けのロボットだ。
いつかペット専用のペット型ロボットが出るかもしれない。
ペットの遊び相手になってストレスを解消してくれたり
主人が旅行の時など代わりにペットの世話をしてくれるロボットだ。
そのペット向けペットロボットが人間の形をしていたら・・
・・・何だかシャレにならない感じだ。



2000年8月21日(月)『欲しいもの』

・お湯を流しても『ぼんっ!』と鳴らないステンレスの流し台。
・食品の安全性をあらゆる角度からチェックしてくれる携帯型機械。
・自動ゴミ分別機能付きゴミ箱。
・紙粘土になって出てくるシュレッダー。
・成長する子供服。
・音声を認識してくれるカーナビ。
・除雪機能付き乗用車

以前 火を付けた回数がカウントされ回数が増えると『肺ガンになるぞ』と
警告してくれる液晶付きライターを思いつき 特許を調べてもらったら
ダウンタウン松本氏が申請済みだった。早く商品化して欲しい。



2000年8月22日(火)『ゴキブリブーム』

今日の読売新聞によると、中国南部の広州市でゴキブリを飼うのがブームになっているらしい。
市に近い香港のテレビドラマで主人公がゴキブリを飼っていて、その影響なのだそうだ。
・・・そう言うものなのだろうか?

私は以前の日記で「大抵の生き物は大丈夫」と書いたがさすがにゴキブリは得意ではない。
小学校の頃、夜中スリッパを履いてトイレに行こうとしたらそのスリッパの中に
ゴキブリが入っていて、ちょうどこんな具合になってしまった。

足足闇闇闇闇闇
足足布布布闇闇
足足足
底底底底底底底

奴は下図のように私の足の右側をすり抜け・・

足足闇闇闇闇闇
足足布布布闇闇
←←←←
底底底底底底底

やがて夜の闇に紛れていった。

汗汗闇闇闇闇闇
汗汗布布布闇闇
↓←汗汗汗
底底底底底

それ以来、ゴキブリを見ると「ぞわっと」するようになってしまった。
(北海道には奴がいないので忘れていた。)

ただ私のこういう気持ちは単なる刷り込みで予備知識の全くない人に見せれば
「スリムなメスカブト」ぐらいにしか思われないのかもしれない。

ホントにそう言う需要があるのなら、衛生的に問題のないゴキブリを
大量生産してペットショップで売ればいい。ゴキブリは繁殖力が強いという話なので
誰かがやろうと思えば簡単に実現しそうだ。
さらに品種改良して玉虫色にするとか、遺伝子操作して暗闇で光る身体にするとか
そういう新種のゴキブリ(・・と呼べるのかどうか不明だが)を作れば
ハツカネズミやモルモットのように今後愛玩されるのかもしれない。

かさこそと部屋の中を高速移動する。時々空を飛んで迫ってくる。
つぶすとぶちゅっと液が出る。
・・・考えてみたらこれらのゴキブリに対するマイナスイメージは
そのまんま他の昆虫にも当てはまる。

これはビジネスチャンスなのかもしれない。
まずはゴキブリに対してトラウマの少ない北海道の人たちをターゲットに
ゴキブリを繁殖させ、濡れ手に粟ならぬ濡れ手にゴキの大儲けを・・
ペットとして、また食糧危機が起こった場合の蛋白源として・・

・・・そんな時代が来るかもしれない。



2000年8月23日(水)『凶器、ヘルメットの持ち込みを禁ずる』

今から10年以上前のお話。
大学の入学式・・校門に『凶器、ヘルメットの持ち込みを禁ずる』と
書いてあるのを見つけた。「今時そんな奴らいるわけないよ・・」と笑った瞬間
目の前には角棒を持ちヘルメットを被った革マル派(日本革命的共産主義者同盟
革命的マルクス主義派)の人たちが
「新入生のしょくーーーん!」と演説していた。

当時の大学は革マル派だけでなく民青(民主青年同盟)の活動も活発で
当時のクラスメイトに「メシでも食いにいかへんか?」と言われ ついて行くと
そこに民青の偉い人がいて「ボクら堅い集団だと思われがちだけど夏はテニスやるし
冬はスキーなんかもやってるんだよ」と変な勧誘をされてしまったことがある。

・・・学生運動・・あの大学では今も活発に行われているのだろうか?



2000年9月06日(水)『パニックY2K』

本棚に「パニックY2K」という文庫本があった。
これは元IBM社員が書いた小説でタイトル通り2000年問題をテーマにしている。

この本によると西暦2000年1月1日午前0時、コンピューターで制御された
発電所の送電機能がストップし東京、ソウル、香港、ニューデリー、モスクワ、
パリ、ロンドン、ニューヨークなどの大都市が次々と停電になる。
電話会社もマヒし、旅客機が着陸に失敗、ロサンゼルスでは大暴動が起こる。
病院では作動しなくなったペースメーカーが原因で死亡者が出始め、やがて軍の
コンピューターが混乱。中国の海軍がハワイ沖を目指して向かってくると書いてある。

実際この通りのことが起こったとしたらまさに「パニックY2K」だったのだが
2000年を9ヶ月も過ぎてしまった今読むと、結構トホホな気分になる。
・・・結局あの騒ぎは何だったのだろう?

あとがきによるとこの本の作者は2000年の正月になる前に、ロサンゼルスを離れ
充分な食料と水を持ってロッキー山脈の山あいの家に避難する予定らしい。
では今はどこで何をしているのだろう? ロサンゼルスに戻って続編でも書いているのだろうか?

この文庫本、1999年4月20日時点で第4刷まで出ている。当時は結構売れたらしい。
これを「タイミング良く出版できて良かったね」と思うべきなのか
「どうせならもっと賞味期限の長いパニックについて書けば良かったのに」
と思うべきなのか、ちょっと悩んでしまう。

ちなみにこの本、原題は「It's Already Too Late」だそうだ。
今となっては「あんたがToo Late」という感じだ。
まぁ・・「買った私もToo Young」なのだが・・・

今度は五島勉のノストラダムス本でも読み返してみよう。



2000年9月14日(木)『不思議な体験』

<その1>
小学校の頃、理科室で実験をしていると
突然、鳥のような、猫のような生き物が
私の顔めがけて飛びかかってきた。

「うわっ!」

実験器具を持ったまま私はしゃがみ込んでしまった。
しかし・・・

「何やってるの?」

周囲にいた友人たちは怪訝そうな顔をしている。
彼らにはあの生き物が見えなかったらしい。
・・・しかし私自身、その生き物をちゃんと見たのかというと自信がない。
つかみかかってきた時の爪の感触や重さは確かに覚えている。
しかしどんな形をしていたのか・・
そして、どこに行ってしまったのか・・・

ひょっとしたらそんな生き物など最初からいなくて
単なる私の勘違いなのかもしれない。しかしあの感覚は確かに・・・
「幻覚」や「幻聴」という言葉は良く聞くが「幻触」というものも
あるのだろうか?

<その2>
やはり小学生の頃、私は駅前の細い通りを自転車で走っていた。
路上駐車していた車があったため、その右側に回り込んだ時
運転席側のドアが急に開いた。ドアを避けるためさらに右へ進んだ瞬間
目の前に猛スピードで迫ってくる対向車が・・・

「危ない!!!」

・・・そう思った直後の記憶が全くない。
気が付くと私は「ばんっ!!」という音と共に道路に着地し
そのまま何事もなかったかのように走り去ることが出来た。

・・・大事故になってもおかしくない状況だったにも関わらず
どうやって対向車を避けたのか? いつジャンプしたのか?
なぜ助かったのか? ・・・全然覚えていないのだ。



2000年9月17日(日)『シャボン玉』

窓の外を見ていたら、シャボン玉が飛んできた。
ウチはマンションの1階にあるので、恐らく2階にいる子供が飛ばしたシャボン玉が
ここまで飛んできたのだろう。ちょっと微笑ましい光景だった。
ところでシャボン玉の液は今も石鹸水なのだろうか?
子供が誤って飲んでしまっても危険じゃない成分で作れないのだろうか?
・・・納豆とかモロヘイヤとかを使って・・・
ただ考えたらシャボン(ポルトガル語で「石鹸」という意味)で作るから
シャボン玉と呼ぶわけで、納豆で出来たとしても「納豆玉」になってしまう。

2階にいる子供は、ベランダから縄跳びのヒモを垂らしていることもある。
これは釣りのつもりなのだろうか?
画用紙に魚の絵を描いて、こっそりそのヒモの先に付けてみたい気もする。



2000年10月08日(日)『赤い羽根』

赤い羽根募金の赤い羽根には拒否権がないのだろうか?
「いりません」と言って断ったのに
「困ります」と言われ、無理矢理渡されてしまった。しかも2枚も・・・

服に付けて歩く気はないし、かと言って捨てるのも悪い気がする。
しかし再利用の方法も見あたらない。

神社のおみくじのように、あの羽根をぺたぺたと貼れるスペースがあればいいのにと思う。
大きなパネルに赤いハートマークとかを描いておいて、その上に羽根を貼ればいいのだ。

そもそも何で赤い羽根なのだろう?
この羽根は何の羽根なのだろうか?
食用のニワトリ? だとしたらどうやって採取し
何のために赤く塗めているのだろう?
そう言えばこの羽根、赤だけではなくて緑もあったような記憶がある。青もあった?

・・・ところでこれが欲しくて募金をする人って、いるのだろうか?



2000年10月14日(土)『カーナビの未来』

カーナビはまだまだ進化する余地があると思う。
一番欲しいのは音声認識機能だ。運転中は両手がふさがっているので
例えば「病院!」と言っただけで付近にある病院を検索してくれると便利だ。
出来ればカレンダー機能とリンクしていて時間的にあるいは曜日的に
診療を受け付けている所が検索されて欲しい。

ネットワークに繋げることで、さらに細かいデータも参照できる。
新しくできた道、つぶれたコンビニ、工事中の場所・・
これらのデータを常に最新のものにアップデートしてくれる機能も欲しい。

燃料タンクと連動しているともっと便利だ。
「今日このペースで目的地まで走ると、その手前で燃料切れになる恐れがあります。
付近にあるガソリンスタンドは夜8時には閉まってしまうので
今のうちに給油することをお勧めします」
というようなことを教えてくれると助かる。

学習機能も欲しい。カーナビ的に近道と判断しているルートでも
ユーザーがそこを通らない場合、次回からはより頻度の高いルートを
提案してくれると嬉しい。

それと時々思うのだがカーナビ内CMというのは普及しないだろうか?
「2キロ先、セブンイレブンです。」
「街のホットステーション、ローソンは交差点を右です!」
「まさかのために自動車保険!」
「♪仏壇仏具の○○堂」

こういうアナウンスが次々とあったら・・・
ちょっと鬱陶しいか・・・



2000年10月15日(日) 『孫の日』

今日デパートに行ったらポスターに「10月15日は孫の日です」と書いてあった。
恐らく9月15日の敬老の日にプレゼントを貰ったお爺さんお婆さんが
孫にお返しをする日という意味なのだろう。
確かにこの習慣が一般化すればデパートは儲かるかもしれない。
演歌のヒット曲にあやかって「孫ブーム」を盛り上げたい気持ちも分かる。

しかしそれでいいのだろうか?
お爺さんもお婆さんも、別にこんな日を設定しなくても孫に色々お金を使っている。
入学、卒業、誕生日、七五三、雛祭り、子供の日、正月のお年玉・・・
それら全部が孫の日なのだ。

お返しの日が設定されてしまうことで敬老の日のプレゼントにしても
見返りを期待する不純なものになりかねない。

21世紀、老人になる我々としてはこの新習慣を徹底的に無視して
風化させてしまうしかない。
そう。「国電」に代わるネーミングとして選ばれた「E電」を
死語にした時のように・・



2000年10月18日(水)『横並び』

飛行機会社はなぜあんなに横並びが好きなのだろう?
一社が「全席禁煙」を打ち出せば他社もそれに倣い
一社が「ヘアヌード週刊誌」を置かないことにすれば他社もそれに倣う。
エアドゥのような低価格を売りにした新規参入の会社に対しては
「その路線だけ」値下げして似たような価格で対抗しようとする。

別の会社なのだから、違うことやって欲しい。
一社ぐらいタバコ吸い放題、アサヒ芸能とかも読み放題にしてみるとか
ハンバーガー計画とか言う訳の分からないお題目を唱えるなら
ちゃんと機内食をハンバーガーにするとか、いっそのこと飛行機全部を
「空飛ぶマクドナルド」にして全メニュー注文できるようにするとか
つまらないテレビゲーム付けるなら「勝つとマイルが倍になる」ような
ギャンブル性を付け加えるとか、いろいろ考える余地はあると思うのだ。

だいたい飛行機の座席は狭すぎる。
窓際の席の人は寝ている隣の人を起こさない限りトイレにも行けないのだ。
体の大きなアメリカ人が作っているはずなのになぜあのサイズになったのだろう?
・・・なぜか急に文句が言いたくなったので書いてみた。



2000年10月20日(金)『予知能力』

例えば人に予知能力があると仮定しよう。
せっかくの能力である。有効に使わないと意味がない。
晩のおかずを予知したり、テレビドラマの結末を予知しても
「ちょっとした家庭内の話題」で終わってしまう。

ここはやはり「東京で大地震が起こるよ」とか
「近いうちに大物俳優が死ぬよ」とか、そんな大事件について予知をするべきだ。
競馬などのようにお金に絡んだ予知も良い。

私もごくたまに、「これって予知?」と思うようなことがある。
東京にいた頃、突然目の前にぱっと数字が浮かんだ。
次の瞬間、週末の競馬の結果だと直感し、馬券を買ってもらうため競馬好きの友人に電話。
しかし何度電話してもつながらない。
(私はそれほど競馬好きではないので、馬券の買い方を知らなかったのだ。)
案の定、予知した数字は大当たりして、大穴を逃した私は非常に悔しい思いをした。

札幌に来てからもこんなことがあった。
仕事中、ずっと嫌な予感がしていたためいつもより早く家に帰ったら
鍋が空焚きになっていて危うく火事になるところだった。

こんな風に、予知というのは突然現れるイメージだったり
なんとなく感じる虫の知らせだったりするのかもしれない。

そこで思ったのが飛行機嫌いの人・・・
飛行機が飛ぶ理屈も仕組みも頭ではわかっているのにどうしても身体が言うことを聞かず
手が汗ばんだり心臓がドキドキするような人は、実は飛行機事故に遭う自分の姿を
予知しているのかもしれない。だからこそ生存本能が警告を発しているのだ。

私は今のところ平気で飛行機に乗れるから大丈夫だが
心当たりのある人は本気で北斗星出張などを考えた方がいいのではないだろうか?

本能の発する警告に逆らってまで乗り続けているといつか本当に落ちる・・
そんな気がしてきたのだ。



2000年10月21日(土)『カリスマ美容師』

初めてカリスマ美容師についての話を聞いたとき、私は冗談だと思ってしまった。
実は今でも本当にそんな人たちがいるのか半信半疑だ。
なんか話がSFっぽいと言うか、美容師をめざす学生の馬鹿話っぽくないだろうか?

学生A 「俺たちもさ、こうして今美容師の勉強してるワケだけどさ・・
もうちょっと・・こう・・将来はさ・・尊敬されたくない?」
学生B 「そうそう。美容師って裏方っぽく思われがちだけど
立派なアーチストだよね。お客さんの髪の悩みを聞きつつ
自分のスタイルを表現してゆくって言うか・・・」
学生C 「やっぱアーチストならさ・・武道館でライブとかどう?」
学生A 「いいねそれ!」
学生B 「ヘアカットのライブ中継をやるといいな。モデルとかずらっと並べてさ・・
カメラはカットする俺たちの手元を映して・・」
学生C 「対決するのもいいよな。ほら『料理の鉄人』みたいに・・」
学生A 「すげぇ! そしたら人気者だな俺たち!」
学生B 「もう予約なんて1ヶ月待ちは当たり前!
タレントとかの髪もいじってさ、それでさらに有名になって・・」
学生C 「そうなったらもう美容師の常識を越えた存在だよな・・
『ビヨンド・ザ・美容師』・・略して『ビヨびよ』なんて呼び方どうだ?」
学生A 「えー! それちょっとダサいな・・」
学生B 「うん。それになんかくそゲーっぽい・・」
学生C 「ば・・ばかにするな!」
学生B 「え? 今なんて言った? 『かりすま?』」
学生A 「カリスマ美容師! それだ!」

・・・こんな感じの居酒屋談義を神様がそのまま実現してしまったような気がするのは
私だけだろうか?



2000年11月01日(水) 『なぜ』

なぜパソコンメーカーはミニノートにカメラを付けたがるのだろう。
最新のバイオを見て思った。
「ネットワークを使った新しい映像の楽しみが、はじまる。」
などと言われても全然ピンと来ない。
カメラなんて付けない方が売れる気がするの私だけだろうか?

これに限らず、最近は色んな製品にカメラが付いている。
カシオからは腕時計型のデジカメが出ているし
デジカメ機能付きの携帯電話も出るらしい。

・・・どうなのだろう?
カメラは単体の方が便利ではないだろうか?
例えば写真を撮りたい瞬間があったとする。
その時、カメラ付きパソコンの人はOSを立ち上げるのだろうか?

例えば満員電車の中、腕時計型デジカメの人は
普通の人よりも痴漢と間違えられやすいのではないだろうか?

デジカメ携帯電話も謎だ。簡易テレビ電話のような使い方をするためには
外付けのイヤホンマイクが必要になる。そうしないと相手に自分の
耳の穴のアップ映像を送り続けることになってしまう。
それは携帯の携帯性をかなりの勢いで損なうのではないだろうか?

そして一番問題なのは「必ず悪用する人がいる」点だ。
ただ喫茶店で仕事をしたいだけなのに、パソコンがカメラ付きなので
ウエイトレスから白い目で見られたり・・
ただコンサートを見たいだけなのに、腕時計がカメラ付きなので
受付に預けるための長い行列に並ぶはめになったり・・
ただトイレに入っただけなのに、携帯電話がカメラ付きなので警察に捕まったり・・
そう言う人が出ないとも限らない。

最近は芸能人の盗撮が話題になったりしているし
実際に腕時計型デジカメで捕まった自衛官も出たらしい。
そろそろ今の「何でもカメラを付けたがる傾向」を考え直した方がいいような気もする。

すごく頭の固い意見かもしれないが
カメラはカメラの形をしているからこそ
撮る側と撮られる側の合意が成立しやすいと思うのだ。



2000年11月02日(木) 『なぜ2』

電力会社のCM・・あれは何のためにあるのだろう?
別に宣伝なんてしなくても、我々は地元の電力会社から電気を買わざるを得ないのだ。

選べないと言う意味ではガスも水道も同様だ。しかしどうだろう?
ガスや水道のCMよりも電気のCMの方が圧倒的に多くはないだろうか?
しかもそのCMの内容が「電気を大切にしましょう」というおよそ宣伝文句からは
ほど遠いスローガンだったりする。こんな意味のないCMはやめて
その分電気代を安くして欲しいと思うのは私だけだろうか?

ここでちょっと電力会社の立場になって考えてみる。
CMを作るということはその番組のスポンサーになるということで
スポンサーになれば番組に対してある程度の影響力を持つことが出来る。
電力会社の狙いはその辺だろうか?

・・・それともただ単にオール電化住宅を増やしたり、化石燃料の枯渇問題を訴えたり
原子力発電の安全性をアピールするためにあるのだろうか?



2000年11月11日(土)『ああ上野駅』

土日を利用して茨城にある実家に帰省する。
電車に乗っている間に読む本を買おうと上野駅中央口から外に出て
信号を渡り「本」と書かれた看板の店に入る。
すると・・・

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と、棚のほとんどがそんな傾向の本で埋まっていた。
こんな大通りに面した本屋になぜ・・・と絶句しながらすぐに退散。
近くにある別の本屋に入る。入口には普通の雑誌。しかし奥には・・・

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・・・さらに充実した品揃えになっていた。
店の角には真冬にも関わらず扇風機が回っている。・・・なぜだろう?
ちょっと疑問に思ったがここも逃げるように外に出て、地下にある別の本屋へ・・
そこにも・・・

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・・・さらにジャンルが多様化している。
店内には黙々と立ち読みをしている男たち。
そして、むわっとした「秋葉原のにおい」
これを見て私はようやく前の店にあった扇風機の意味を理解した。
あれは「におい対策」だったのだ。

その後、丸井の地下1階で普通の本屋を見つける事が出来たのだが
あの3軒の特殊な本屋は何だったのだろうか?
なぜ上野駅前にあんなにも集中しているのだろう?
そしてあの特殊なにおいを放つ人たちはどこから来てどこに行くのだろう?
・・・知りたいような・・知りたくないような複雑な気分だった。



2000年11月12日(日)『同窓会』

中学校の同窓会に参加。20年ぶりにクラスメイトと再会した。
そこであだ名にも耐用年数があることを思い知る。
佐藤健君のあだ名「サトケン」は抵抗無く言える。
しかし「らっきょう」とか「ドテチン」とか「たれお」とか「まぐろ」とか
そう言うあだ名を面と向かって言う度胸がなくなっている事に気付く。
(ちなみに以前の日記にも書いた「ぼっき君」にも再会した。)

かといって「ドテチン」の本名を思い出せない場合
「えっと・・そっちはどう?」などと曖昧な挨拶をしなければいけない。

印象が変わっている場合も困る。
昔小さくて可愛らしかった「あきおちゃん」が貫禄充分のホテルマンになっていたり
「のっぽさん」が今となってはそれほど大きくなかったりしても
まさか新しいあだ名に軌道修正するわけにはいかない。

実は私も20年ぶりに「ゆたんぽ」と呼ばれて絶句してしまった。
そう呼んだ女の子のあだ名は「肉団子」だったのだが
さすがに35歳の人妻に向かって「なぁに肉団子?」とは言えなかった。

当時担任だった先生は新人だったためあだ名もストレートに「新米(あらこめ)」だった。
しかし、この先生も今は40歳を超えている。
何だか不思議な感じだった。



2000年11月17日(金)『ベア・ドゥ』

エア・ドゥのマスコットキャラはベア・ドゥと言う名前の黄色いテディ・ベアらしい。
公式ホームページを見たら大々的に紹介されていた。

Q&Aのコーナーまでこのベア・ドゥ君が答えている。
「BEAR DOの「大人相談室」を開設することにしたんだドウ。ちょっとカタイ質問が多いのが
身に重いけど、がんばるだドウ。」などと言っている。
・・・こいつは語尾に必ず「ドゥ」を付けるらしい。
きっと好きな食べ物は「ドゥーナッツ」で使ってるパソコンは「98ドゥ」で
聞いてる音楽は「ギャランドゥ」に違いない。

同じホームページに「がんばれ!ドゥー君」という絵本・・というか童話が載っている
ちょっとややこしいがこちらのドゥー君は飛行機の機体の名前だ。
・・・なんだか切ないお話だったので泣けてきてしまった。
きっとドゥー君・・空港ではこんな感じでいじめられているのだろう。

「仲間に入れて欲しいドゥー!」
「ふん!新参者が何を言ってるでおジャル!」
「ほんと!身の程知らずだァナ!」
「あっち行けって言ってるのがわからんジャスか?」

・・・頑張れ! ドゥー君



2000年12月13日(水)『雪道』

最近妙に寒い。「最低でもマイナス5度、最高でもマイナス4度」なんて言う
田村亮子の台詞ような気温の日があったりする。
北国に住んでいる以上、ある程度の寒さは我慢が出来るとしても
あのつるつる路面だけはちょっと許せない感じだ。
・・・私は毎朝徒歩通勤をしているのだが、今朝は2回も転んでしまった。
不自然な形でぶつけた手や肩が今も痛い。

札幌に10年以上住んでいて、いいかげん雪道に慣れたかと思っていたのだが
まだ道産子と比べると歩き方も転び方も下手なようだ。
だいたい近所の小学生などはアイスバーンの道をスケートのように滑りながら歩いている。
小さい頃からあんな風にして「雪道のバランス感覚」を養っていた人種に
雪のない茨城で18まで育った私が太刀打ちできるわけがないのだ。
同じ徒歩通勤をしていて、朝たまに一緒になるS君の指摘によると
もう少し前屈みに歩いて重心を前に置き、足全体で着地するようにすれば転びにくいのだそうだ。
頭では理解した。しかし大抵の場合、転んだ後に思い出す。
身体で理解するためにはあと何回か痛い目にあう必要があるのかもしれない。

と、雪道を呪いながら帰宅したら「道央道で123台の玉突き事故」のニュース。
・・・早く春になって欲しい。



2000年12月15日(金) 『Indy』

米コネティカット大の研究者が、たったひとつの遺伝子変異でハエの寿命を2倍にする
実験に成功したのだそうだ。ハエと人間の遺伝子情報は八割が共通らしいので
(・・これもちょっと嫌な話だが・・)研究が進めば人間の寿命も2倍に
延ばすことが出来るかもしれないと読売新聞に書いてあった。
この突然変異は『I'm not dead yet.』の頭文字を取って『Indy』と名付けられたそうだ。

・・・寿命が2倍・・どんな感じなのだろう?
例えば25年後、私が60歳になった頃
医者「ついでに寿命、延ばしておきますか?」
なんて気軽に聞かれたらどうしよう?
80歳まで生きるのが平均として、60歳まで生きたらほぼ「老後」と言う年齢だ。
それがいきなり、あと100年延長されるのだ。嬉しいのだろうか?
この時、頭や身体はちゃんとしているのだろうか?
実験するだけでもすごく時間が掛かるため、最初に寿命を2倍にする人はかなり勇気が
いるのではないだろうか?

寿命は倍になったけど何故か光を怖がるようになって
人の血を吸わないと生きていけない・・なんてことにはならないだろうか?
(実はドラキュラの伝説はこの遺伝子が突然変異した人間のことだったりして・・)

みんながお手軽に寿命を延長したら人口が増加する・・と言うか減らなくなって
いろいろな問題が起きそうだが、それをどう解決するのだろうか?
例えば懲役40年の犯罪者が寿命を延長してもいいのだろうか?
ダメだとしたらどうやって「人を選別」するのだろうか?

せっかく寿命を延長したのに嫌になって自殺する人とかも出てきそうだ。
今はまだ夢物語だが、この技術・・私の生きているうちに実用化されそうな気がする。



2000年12月22日(金)『サイババ・バッシング』

サイババの暴露本が出たらしい。
大晦日のテレビでも紹介されるらしいので今後サイババ・バッシングが
盛り上がりそうな気配だ。

私はサイババについて良く知らないしサイババがインチキだろうと無かろうと
どうでもいいのだが、この手の話題は極端から極端に振れやすいように思える。
最初は「神の化身」だの「奇跡の聖者」だのと持ち上げておいて
ある日誰かが急に違う色の旗を振ると、今度は「イカサマ手品師」だの
「性的異常者」だのと、みんな一斉に騒ぎ出す。

ただ、この本の宣伝文句「ぼくたちの外側に『神』をみる時代は、終わった。」
と言う言葉はすごくいいと思う。
最近「癒し」とか言って、自分の抱えている問題を安易に他人に解決して
もらいたがる人が多いのでちょっと閉口しているのだ。

癒しがブームになるほど、人や社会が病んでいるとは思えないし
そもそも自分を癒す力はその人自身が持っているものだと思う。
安易に他人に頼ってばかりいるから、自分自身の心の力が弱くなって
それで本当に病んでしまうのだ。
ドラエモンに頼ってばかりいたら、のびた君は一生弱虫のままだ。
そして現実のドラエモンは往々にして金儲け主義の偽物が多いのだ。



2000年12月25日(月)『身だしなみ』

札幌はホワイトクリスマスだ。
・・・その後、ホワイト大晦日、ホワイト正月、ホワイト成人の日と続き
ゴールデンウィークぐらいまでずっとホワイトなんだと思うと、ちょっとブルーになってくる。

今日は床屋に行った。
床屋というのは、いったん行きたくなると何が何でも行きたくなってしまい
つい5分前まで全然気にならなかった髪の毛が急に鬱陶しくて仕方なく思えてくるものだ。
と言うことで、仕事が終わると速攻でいつもの床屋へ直行。
しかし混んでいたため、近くにあるガラガラの美容室に入った。

美容師 「普段ムースとか、付けないんですか?」
私 「はい。」
美容師 「それじゃ寝ぐせとかどうしてるんですか?」
私 「水に濡らして、拭くだけですよ。」
美容師 「あの・・ひょっとして、帽子かぶってするお仕事なんですか?」

最近は男でも、髪に「ムースとか」を付けるのが常識らしい。
指摘されて気付いたのだが、私は身だしなみに気を使わなすぎるようだ。
髪の毛は起きたまんまで、ドライヤーも使っていない。
髭は無精髭で、鬱陶しく感じるまで伸ばしている。
急に「オシャレさん」になれるとは思えないが、せめて社会人として
常識的なレベルまでは努力してみようと思った。



2000年12月26日(火)『携帯電話』

昔の携帯電話は、ものすごく大きくて重くて
バッテリーも全然もたなかった。
契約料もものすごく高くて、ごく一部の人しか利用できなかった。

当時、それを見た私も
「わざわざ高いお金出して、自分を縛る鎖を買うことないよね。」
と言って笑っていた。

しかし今、私を含めてほとんどの人が携帯を持っている。
これを「小さく軽く、安くなったから普及した。」と分析するのは簡単だ。
ただ、小さくなったのも軽くなったのも、安くなったのも
全て誰かが努力した結果なのだ。

携帯が大きくて重くて高かった時代に
その「努力した誰か」が携帯電話の未来を信じたからこそ
今の「誰もが携帯を持っている時代」が実現したのだ。

最近、『未来』という言葉が暗いイメージでばかり語られるけど
せっかく21世紀を迎えるのだから、こう思うようにしたい。

『信じた人だけが、未来を変えられる。』



2001年1月8日(月) 『成人の日』

ハッピーマンデーのおかげ(?)で今日まで冬休み。
雪の積もった東京から、もっと雪の積もっている札幌へ戻る。
家に帰ってTVを見ると日本全国で起こった「荒れた成人式」の映像が・・・

成人を免許制にしてこういう奴らには交付しないと言うのはどうだろうか?
無免許の非成人は選挙権が奪われ(どうせ行かないのだろうけど・・)
酒や煙草も禁止される。クレジットカードなども保護者がいないと作れない。
就職もアルバイトも待遇面で差別される。
・・と言う感じで、非成人にはいろいろな社会的制約を与えたい。

レポーター「二十歳の抱負を教えて下さい。」
新成人「えー?ホウフって何?わかんなーい!」

・・・成人免許を取るためには国語などの一般常識のテストを受けさせる必要がある。
あと忍耐度の訓練。これは一日中、和田勉のダジャレを聞かせれば良いと思う。

私の成人式は大学のテスト前だった。
そのため、実家にも帰らずに一人四畳半のアパートで勉強をしていた。
「成人式なんだから、せめて晩ご飯ぐらいはおいしいものをたべよう・・」
そう思ってレストランに入ったら、そこは晴れ着姿のアベックばっかりで
空しさにとどめを刺されてしまった記憶がある。
・・・あれから15年も経ってしまった。



2001年1月12日(金)『洋便会』

洋式便所が好きだ。
好き・・と言うより和式便所だと不便(いや、シャレじゃなくて・・)なのだ。
これは恐らく私の足のせいだと思う。
昔からいわゆる『うんこ座り』が出来ないのだ。
2、3秒なら我慢が出来るがその後足首がつらくなって
ごろんと後ろに倒れてしまう。
そんな体質なので外で「大のほう」をするときは常に洋式便所を探す。
この習慣が身に付いてしまっているためアメリカに行ったときも
つい、入り口できょろきょろしてしまった。アメリカこそ『洋』なのだから
和式便所なんてあるわけないのに・・・

学生時代、東京にある快適な洋式便所を地図にまとめ
ミニコミ誌を売ろうと考えたこともある。
サークル名は早稲田雄弁会(多数の政治家をOBに持つ演説サークル)に対抗して
『洋便会』と名付けたのだが、誰も賛同してくれなかった。
洋式便所・・特に公共の場所のものは不潔なイメージがあるらしい。

ただ、今なんとなく思ったのだが
私のような体質の人間は増えているのではないだろうか?
その証拠が今の『ジベタリアン』つまり、直接地面に座る若者たちだ。
昔の不良はみんな『うんこ座り』をしていた。
しかしそれが出来ないため、服が汚れるのも構わずに地面に座るようになった。

「え?『うんこ座り』? 無理無理! ちょー無理!
オレん家、昔から洋式便所だったからさ、慣れてないって言うかぁ・・」
若者の意見を大便、じゃなくて代弁してみた。

若者は私と同様、和式便所が使えない。
この仮説が正しいなら、今こそ『洋便会』のニーズは高まっていると言える。
今ならミニコミ誌ではなくインターネットのホームページで作れば良い。
iモードなどの携帯電話コンテンツになればもっと便利だし
PHS用コンテンツとして作れば位置情報も参照出来るので
『今一番近くにある洋式便所を瞬時に検索する。』と言うような
我々洋便派にとって夢のようなサービスが実現する。

無料の公共トイレだけではなく、洋式でウォシュレット付きの喫茶店なども
リストに加えればお店の宣伝効果もあるのでビジネスにもなりそうだ。
札幌から初めて、全国の賛同者と手を結び一大ネットワークを構築し
ついには日本のトイレを全て洋式に変えてしまう巨大組織に成長・・って
なんだかかっこ悪い野望だ。



2001年1月15日(月)『寒い!!』

今年の冬は例年になく寒いように思える。
にもかかわらず会社の暖房が壊れた。
仕方がないので以前、やはり暖房が調子悪かったときに
家から持ってきたセーターを着て働く。しかし足元が冷える。
次に、セーターを膝掛けにして上にはコートを羽織ってみる。
だいぶ温かくなったが、まだ手が冷たい。
手袋をはめて(北海道人は『はく』と言うらしい)みる。
かなり快適にはなったが今度はキーボードが叩けない。
こんな時に限って、ヤクルトおばさんが冷えたミルミルを持ってくる。
・・・い、いつもありがとう。

ふと周囲を見渡すと、みんなもコートを着ていたり
マフラーを首に巻いていたりと外の格好をしている。
マグカップのホットコーヒーは、ちょっと目を離した隙にアイスコーヒーになっている。
江丹別ではマイナス36.6℃を記録したらしい。
地球温暖化という言葉に、なんとなく憧れてしまうのは不謹慎だろうか?
・・・早く春になって欲しい。



2001年1月16日(火) 『新世紀』

21世紀も半月を過ぎたのに、なんだかそんな実感がない。
ちょっと前まで『今世紀最後の・・』とか『世紀越え』とか色々騒いでいたのに
越えた後のフォローがなさ過ぎないだろうか?
そう言えば以前、札幌西武の1階に『21世紀カウントダウン・コーナー』があって
そこには21世紀になるまでの時間をカウントダウンする置き時計や腕時計
その瞬間にだけ特別な音楽を奏でる置物などが並んでいたのだが
それらは世紀を越えてしまった今、どうなっているのだろうか?

1999年7の月にしても、Y2Kにしても、ミレニアムにしても
始まる前の盛り上がりに比べると終わった後は妙にあっけない。
「いや、21世紀になるまで黙ってたんですけどね・・実は・・・」
と言う感じでそれこそ世紀の大発明が発表されたりしないのだろうか?
これだったら昭和から平成に切り替わったときの方がずっと盛り上がった。

『あの時』はレンタルビデオ屋がものすごく込んでいた。
テレビは皆、いつ用意したんだと突っ込みを入れたくなるような追悼番組を延々と流し
いろんなことが自粛された。ススキノのネオンも消え、当日勤めていた会社の
時計台の灯りまで自粛された。
そして新年号『平成』の発表。当時官房長官だった故・小渕氏の知名度は
これで一気に上がった。いろんな書類が『平成』や『H』に書き換えられ
アンケートの生年月日記入欄にも平成が追加された。
そんなことを考えると、やっぱり日本は21世紀と言うよりも『平成13年』なのだと思う。



2001年1月17日(水) 『切手』

年賀状の当たり番号を調べて郵便局へ行き、切手シート2枚と交換。
ついでに書き損じの年賀葉書を80円切手と換えてもらう。
切手と言えばカナダでは自分の顔やペットなどの写真を切手にしてくれる
サービスがあると『世界不思議発見』で草野仁が言っていた。
これは何となく楽しそうだ。郵便局にプリクラを改造した切手マシンを置けば
結構、流行るのではないだろうか?

テレフォンカードが盛り上がった頃のようにアイドルの切手などを出せば
企業側はお手軽な販促になるし、コレクターも付いてくれそうだ。
集める人が増えれば郵便局も儲かる。これは、みんなが得をするシステムかもしれない。

メールやFAXが普及し、コンビニで宅配便を24時間受け付ける現状
郵便局もこのくらいしてもいいのではないかと思った。



2001年1月18日(木)『主婦電卓』

ずっと以前から考えている企画に『主婦電卓』と言うものがある。
これは基本的には冷蔵庫にペタンと貼る磁石式のものだ。
最近は透明な磁石も出来たらしいからそれを使えばデザインも
スケルトン・タイプにすることが出来る。
電卓と言うからには当然計算機能もある。しかし一番の特徴として野菜などの
賞味期限を警告してくれるのだ。
ユーザーはまず、その日に買った食材を主婦電卓に入力する。
肉、野菜、魚などと分類されたボタンを押すとメニューが出るので
その中から買ったものの種類と個数を入力する。
すると、食材毎にそれぞれ個別の賞味期限をカウントし
やばくなってくると『ニンジンはあと3日で賞味期限が過ぎるよ』と
教えてくれるのだ。
さらに入力済みの食材を組み合わせて『ニンジンとゴボウがあるから
金平ゴボウを作るといいよ』とその作り方まで教えてくれる。
こういう機械があったら、すごく便利だと思う。
しかし問題点もある。食材を買うたびにいちいち入力するのは面倒だし
さらにその食材を使い切るたびにそのことを主婦電卓に入力しておかないと
自動メニュー作成機能がうまく動作しないのだ。
このうち買った食材の入力はお店側が協力してくれれば何とかなりそうだ
例えばレジで打ち込んだ情報をICカードか何かに記録して主婦電卓と
連携させればOKだ。値段の情報も記録されているので家計簿作成も楽になる。
しかし、使い切った食材に関しては手作業で入力しない限りどうしようもない。
やはりこれを実現するためには冷蔵庫自体に『庫内の食材を認識する機能』が
無いと難しいのかもしれない。



2001年1月22日(月)『こんにゃく問答』

「こんにゃく」を「しらたき」と偽って逮捕された人がいるらしい。
記事を読んでいて、ふと疑問が浮かんだ。この二つの違いって何なのだろうか?
広辞苑を調べると「こんにゃく」は『こんにゃく玉の粉末に水を加えてこね、これに
石灰乳を混ぜて煮沸し固めて製した食品。』と書いてある。
一方の「しらたき」は『糸ごんにゃくのさらに細く作ったもの。』と書いてある。
念のため「糸ごんにゃく」を調べると『紐のように細く切ったこんにゃく。』と載っていた。
つまり広辞苑的には、この両者の違いは『太さ』だけだと定義されているのだ。

しかし記事には『中国から仕入れたこんにゃくの粉約14トンを「しらたき」と偽って申告し
国内へ輸入しようとした疑い。』と書いてある。え?・・『粉?』
太ければ「こんにゃく」、細ければ「しらたき」と広辞苑的に定義されている商品の
『粉』はいったい何と定義されるのだろう?

広辞苑には書いてないが、恐らく「こんにゃく」と「しらたき」を区別する成分的な
違いがあるのだと思う。

最後にちょっと笑ってしまった「今日の森首相」からの引用。

首相: 「麻耶」は「麻薬」に似ているね。
評論家・細川隆一郎氏: あまり冗談は言わない方が……。

(1月18日 午前11時50分ごろ、首相官邸で、麻薬覚せい剤防止キャンペーン映画
「DRUG」の主演女優黒須麻耶さんを紹介されて)

評論家の細川氏って、確か毒舌で有名な人だったような記憶がある。
その人にたしなめられる森首相って一体・・・

この「森」って苗字、スケールだけならアメリカの新大統領
(ブッシュ=茂み)に勝っているのだが・・・



2001年1月31日(水)『隠れた才能』

仕事関係で送られてきたFAXの文字が「ちょっと個性的」だったため
会社のみんなが悩んでいた。
A君「字が潰れてて読めませんね。えーっと、これは・・『が』ですかね?」
社長「・・・ダメだ! 老眼で見えねぇ!」
私も挑戦してみた。・・・何の問題もなく読める。
すらすらと読み上げたら感心されてしまった。
どうも私には、下手な字を解読するという隠れた才能(大げさ?)があるようだ。

これは恐らく私の字が汚いことと関係があるように思える。
・・こうしてインターネットではバレないでいるが
私の字は日ペンの美子ちゃんが土下座して謝るくらいの下手さなのだ。
なにせ小学校の1年から5年まで、通信簿に『字が汚いです』と書かれ続けた男だ。
6年生の時は書かれなかったので喜んでいたら・・
先生「長山君は毎年『字が汚い』って書かれていて可愛そうだったから
今年は書かないでおいたからね。」
と、聞きもしないのに言われてしまった。
本当に可愛そうだと思ったのなら言わないで欲しい。

つい先日も「ダサ字フォント」というフォントを使って印刷した文章を
妻に見せたところ「これ豊の手書き?」と勘違いされてしまった。
まるで「ダサ字フォント」のような字を書く男・・あまり嬉しくない称号だ。

丁寧に書いても充分下手なので、気を抜くと他人には全く読めない暗号になる。
私の『へた字解読能力』はこれを毎日書き、そして読んでいるうちに自然と
鍛えられていったものなのだと思う。

35年間、隠されていた才能が今明らかになった。
そしてその能力が鍛えられた原因も判明した。
・・・で、この能力・・何に活かしたらいいのだろう?



2001年2月5日(月)『雪祭り』

明日から札幌雪祭りが始まる。
毎年ほぼ同じオブジェを展示するホワイトイルミネーションと違って
雪祭りは雪像を毎年作らなくてはいけないから大変だ。

ところでこの雪像、著作権はどうなっているのだろう?
雪像自体でお金儲けをしているわけではないので大丈夫なのかもしれないが
例えば、ピカチュウの雪像が撮影された絵ハガキを売った場合
ポケモンの会社にはお金が入らないものなのだろうか?

雪像と言えば『ちびまる子ちゃん』が流行った年は大変だった。
あのキャラクターは首が細くて雪像向きではないのだ。
このため、やけにずんぐりしていたり、あごの当たりから補強用の棒が突き出していたりと
制作者の苦労を感じさせる雪像が多かった。
さて、今年は何が流行っているのだろう?



2001年2月6日(火)『良い時もあれば・・』

良い時もあれば、悪い時もあるし
悪い時ばっかり、そう続くものではないので
気持ち切り替えていきましょう。

『終わっちゃった』って思うんじゃなくて
『また始められる』って思うことが出来れば
本当にまた、楽しいことは始まるものだと思うし・・

道に迷って、無駄に歩いてしまった時だって
その分、運動不足は解消されてるはずだし
迷った先、綺麗な花が咲いてるのを見つけたら
それはそれでラッキーだし・・

結果がダメだった時は、過程を誇ればいいし
過程がダメな時は、結果オーライって思えばいいし
両方ダメな時だって、きっと次こそは最高だと思えばいいし・・

落ち込んでるヒマなんて、ほんと全然ないから
気持ち切り替えていきましょう。



2001年2月20日(火)『バンドエイド』

道を歩いていたら、バンドエイドをもらった。
正確に言うと、道で配られていたテレクラのチラシにホッチキスで
バンドエイドが取り付けられていたと言うべきだろうか?

ただ、この場合ホッチキスもバンドエイドも固有の商標名なので
『チラシには書類とじ器によってガーゼ付きばんそうこうが取り付けられていた。』
と言わなければならない。
・・・ややこしいのでそのまま商標名を使うことにする。

ティッシュが配られていることは良くあるが、バンドエイドは初めてだったので
じっくり見てしまった。

テレホンクラブ
チョッちゃんコール

と書かれている。確か黒柳徹子のお母さんがそんな名前だった気がする。
ティッシュだったらそれを使い終わるまで電話番号の書かれた印刷物が
人の目に触れる機会がある。しかしバンドエイドはどうだろう?
チラシと切り離してしまったら、宣伝グッズでも何でもない単なるバンドエイドに
なってしまうのではないだろうか?
そう思って良く見ると、裏面に電話番号がスタンプされていた。
なるほど。これなら怪我をするまでずっと宣伝効果が期待できる。

しかし表面を見るとバンドエイド本来のパッケージとして
Take care of yourself(気を付けてね)
と書かれている。まるで『テレクラに気を付けろ』と警告しているようだ。

少年「あっ! 怪我しちゃった・・」
少女「大丈夫? 私、バンドエイド持ってるから・・」

こういうシチュエーションは女の子らしさを発揮する大チャンスだと思うのだが
この時、バンドエイドの裏面に『テレホンクラブ女性用』と書かれているのが
見つかってしまうと、逆に大ピンチになってしまいそうだがどうだろうか?



2001年2月22日(木)『猫の日』

2月22日は『猫の日』だそうだ。
猫の鳴き声である「ニャン、ニャン、ニャン」と語呂合わせをしているらしい。
『2』で『にゃん』・・あんまり語呂は合ってないような気がするのだがどうだろう?
それだったら『にー、にー、にー』で『セミの日』にした方が素直な気がする。
しかしそんな日を作っても誰も得しないし、何より2月にセミは鳴いていない。

この日は1987年、猫の日制定委員会によって決められたのだそうだ。
2月22日の子の刻(真夜中の12時頃)に子の方角(北)を向いて、笑いながら鰹節を
食べると、その晩夢枕に黄金の招き猫が現れ福を招くという函館地方の古い習慣を
地元のデパートである棒二森屋(いつも思うのだがこの名前、ポール・モーリアみたいだ。)
と日本鰹節協会が協力して全国に定着させようとしている真っ最中らしい。
・・・ごめんなさいうそです。



2001年3月22日(木)『近距離恋愛』

携帯電話の『出会い系コンテンツ』が熱いらしい。

「ここで見つけた相手とメール交換するんですけど、もうちょろいです。
警戒心無いのかすぐに会えますよ。iモードよりピッチの方が若い娘多いんでお勧めです。
知り合いなんかここで出会った女の子と5股とか10股とかで付き合ってますよ。
その分、月々の電話料金が11万越えちゃったりして大変みたいですけどね。
釣りみたいな感覚でぶるっと着信したら速攻で返事書いて・・
寝る時間を削れば楽勝です。電話で話すよりメールした方がなぜか燃えるんですよね。」

と、会議の席で熱く語ってくれた人がいた。その人はやたら『知り合い』と言う言葉を
連発していたが、私から見るとその人自身もかなり詳しい感じだった。
さすがゲーム業界! 新しいものに対して、みんなすごく研究熱心だ。

一番感心したのは『近距離恋愛』と言うコンテンツだ。
プロフィールを登録しておけば、現在同じサービスに登録している異性がこの近くに
何人いるのかを常に表示してくれるらしい。プロフィールに電話番号を書いておけば
そこで連絡を取り合って知らない相手と『近距離恋愛』が出来るという仕組みだ。
PHSの『今どこサービス』をうまく利用していると思った。

「ボクはまだ持ってないんですけど、『Feel H”』って言う機種は
カメラが付いていて、それで恥ずかしい画像とか送り合ってる人もいるらしいんです。
顔さえ見えなきゃ、もう何でもありって感じですよ。」

・・・なんだか知らないうちに時代はどんどん変わっている。



2001年4月09日(月)『流れ星』

流れ星が落ちる前に願い事を3度唱えると
その願いは現実のものとなる。

・・こんな感じの諺を良く聞く。ただ、これは考えてみたら当たり前の話だ。
流れ星を見つけて、それが落ちるまでの時間はほんの一瞬に過ぎない。
その間に3回も願い事・・例えば『彼女が欲しい!』と唱えることが出来る人は
それだけ心の中で強く、頻繁に彼女が欲しいと願っているはずなのだ。
そう言う人ならただ願うだけではなくて、彼女をゲットするにはどうしたらいいかを
意識的にせよ無意識にせよ考えて日々過ごしているのだと思う。

普段は他のことに興味を持っていて、ごくたまに「彼女欲しいかも・・」
と思うような人は流れ星を見つけても願い事を3回唱えることなんて出来ないし
同様に、ちょっとした出会いのチャンスがあっても尻込みしてしまったりして
そのままずっと・・彼女いない歴だけが、ただただ更新されてゆく・・

大切なのは『願いを叶えてくれる何か』ではなく
『強く願う自分』なのだ。



2001年4月10日(火)『安全カミソリ』

ふと思った。安全カミソリって、どこが安全なのだろう?
それ以前に、どのようなカミソリを『安全カミソリ』と呼ぶのだろうか?
わざわざ『安全』と銘打っているからには『危険カミソリ』と言うべき商品が
あるのだろうか?
・・いろいろ調べてみた。

まずわかったこととして、12月2日は『安全カミソリの日』らしい。
1901(明治34)年のこの日、アメリカ人のジレットが安全カミソリを考案し
特許を取ったのだそうだ。しかし、ここではどんな特許なのかが書いていない。

その後見つけたシックのホームページには以下のように書かれていた。
19世紀の終わり頃になって、初めてT字型の安全カミソリと呼ばれるものが発明され
その登場に伴ってシェービングの歴史に重要な変化が生じました。

なるほど。T字型のアレが安全カミソリで、恐らく床屋で使う歯がむき出しのヤツが
危険カミソリなのだろう。ちなみにシックのホームページには安全カミソリの考案者
であるジレットのことは一切触れられていない。『歴史に重要な変化』とまで書くの
だから名前ぐらい出してあげても良いのに・・



2001年7月9日(月)『入試』

最近、いろんな大学で入試問題の採点ミスが起きていて
『本来であれば合格していたはずなのに落ちた人』たちがTVに出て
喜んだり怒ったり悲しんだり謝られたり時季外れの編入をしたり・・と
やたら注目を浴びている。

ただ、こういうミスがあったと言うことはその逆の
『本来であれば落ちていたはずなのに合格した人』もいるはずだ。
この人たちはいったい、どうなってしまうのだろう?
今さら不合格と言われて受験をやり直せとか
卒業証書を返してくれとか言われても困る。
この場合は本人に知らせず、こっそりと問題をウヤムヤにするのだろうか?

最近思うのだが、大学に受かったとか落ちたとか
そう言うのって実はあんまり人生を左右していないような気がする。

こう言う分岐点には実は全く意味なんか無くて
大切なことは分岐した先で『自分が』どうするのか?
・・と言うことだと思うのだ。



2001年8月27日(月)『そう言えば・・』

近くのATMに「2000円札は使えません」の貼り紙・・
登場してからまだ1年ちょっとしか経っていないのに
今ではすっかり厄介者扱いされている。

そう言えば昔、地域振興券なんてものがあったけど
あれは結局どうだったのだろう?
あの券によって、本当に地域は振興したのだろうか?

そう言えばちょっと前に21世紀の石原裕次郎が選ばれたはずだが
彼は今どこで何をしているのだろう?
最近はあのオーディションで落選した小泉ジュニアばかりが話題になっていて
ちょっと可愛そうな気がする。



2001年9月9日(日)『漫画喫茶』

何の予定もない日曜日。生まれて初めて漫画喫茶に行ってみることにする。
漫画喫茶も最近は色々あって、『サウナ完備! ブロードバンド付きパソコン使い放題!
DVDソフトも充実!』なんて言う、どこが『漫画』でどこが『喫茶』なのか
さっぱりわからない店もあるようだ。ただ今回は初体験と言うことであくまでも
シンプルな漫画だけの店に入ることにした。

受付を済ませ中に入る。仕切りの付いた机やソファがずらっと並んでいて
それなりにお客さんで埋まっていた。中には居眠りしている人もいる。
1時間300円かかるのに、もったいなくないのだろうか?

貧乏性の私は、お代わり自由の飲み物を何度も飲み、ひたすら漫画を読んだ。
今回読んだのは『巨人の星』。少年・星飛雄馬が成長し、巨人軍に入団して
大リーグボール1号を完成させ(最初から『1号』と名前が付けられているのは変な感じだ。
まるで生まれた瞬間から打たれて次に2号が完成するという未来が決まっているかのようなネーミングだ。)
恋人の『美奈さん』が死んでボロボロになる辺りでさすがにヘビー過ぎてギブアップ。(7巻まで)
その後、多少はノリが軽い『キャプテン翼』を5巻まで読んだ。
料金は2100円。7時間粘ったことになる。
漫画界の天才たちが何年もかかって生みだした作品をまとめて一気に読めるという意味では
2100円は安いとも言える。ただ、それくらい出せば中古で全巻揃えられるような気もしないでもない。



2001年9月11日(火)『テロ』

東京出張からの帰り、N嶋さんの車に付いている小型の液晶テレビに映し出された映像を
私は一生忘れることが出来ないと思う。後に正式な名前が付くかもしれないが
今は『同時多発テロ』と呼ばれているアメリカ建国以来の忌まわしい事件・・
あの映像を見て『映画みたい』という声があちこちで聞かれた。
確かに映画みたいに派手で、その分現実感の薄い映像だった。
でも映画と大きく違うのは、この瞬間に何千人もの人々の命が奪われていること。

大学生2年生の夏休み、私はニューヨークに1ヶ月の旅行をしていた。
あのビルの展望台にも登ったことがある。名前は忘れたけど同じ大学生の日本人男性と知り合って
一緒に展望台に登ったんだった。英語が苦手らしくて黒人に話し掛けられて困ってるところを
私が通訳したら妙に感心されてしまった。そのくせ展望台に登ったら
『ワオ! なんてビューティフルなんだ!!』って変な英語で感動してたから
つい笑ってしまったっけ・・あと、確かビルの1階にはブロード・ウェイのチケットを安売りする
カウンターがあって、そこで『42ndストリート』の券を買ったっけ・・
初めて見たブロードウェイのミュージカルは、実は英語力が足りなくて
半分くらい意味不明だったっけ・・

たいした思い出じゃないのかもしれないけど
あの場所が今はもう無いのだと思うとなんだか複雑な気持ちだ。
当時、世界第2位だった超高層ビルが今は瓦礫の山になっているなんて
今でも信じられない。

この傷跡も、悲しみも、憎しみも・・
時間と共に消えてゆくと信じたい。



2001年9月12日(水)『ビッグ・アップル』

アメリカの大統領がテレビで「これはもうテロではなく戦争だ!」と言っている。
報復を考えていると言う報道もある。でも報復って何だろう?
首謀者をかくまっている国を空爆するのが報復なのだろうか?
・・敵とか味方とか関係無しに、これ以上被害者を増やして欲しくないと思う。

『自分の愛する人を目の前で殺されたら、俺はそいつを迷わず殺す!』
暴力を肯定する人がよく言う台詞だ。そんな状況に立たされたら恐らく私だって黙っていないと思う。
でもこの理屈が通ってしまうと、無限に殺人が連鎖することになる。
『俺』に報復されて殺された相手だって、誰かにとっての『愛する人』である可能性が高いのだ。

心の中に『敵』を作ってしまうと、人が死ぬのを見て喜ぶような人間になってしまう。
旗を振って喜んでいたパレスチナの子供たちもそうだし
ひょっとしたら、これから行われるアメリカの『報復』を見て
胸をすっとさせるかもしれない我々にしても同じ事だと思う。

暴力を正義と悪に分けてはいけないし
人を敵と味方に分けるのも正しくない。
そういう強い心を、みんながムードに流されずに
持ち続けてゆく事が大切なんだと思う。

この事件を見て、私が昔シナリオを担当したゲームの台詞を思い出した。
アメリカを舞台にしたRPGで、ラストは廃墟と化したニューヨーク。
崩れ落ちたツィン・タワーのダンジョンもあった。

NY廃墟男2−1:
; ”12345678901234567890”
”こんなガレキの山になっても…”
”オレはこの街を 捨てられない…”

”他に行くところもないし…”
”何よりもオレは この街が好きだ!”

”ビッグ・アップルは”
”まだ 腐っちゃいないさ!”

ゲームの世界では経験値を積んでボスキャラを倒せばハッピーエンドが待っていた。
でも残念ながらそんなに世の中単純ではない。



2001年9月26日(水)『ダジャレ』

AERAの中吊り広告は1行ダジャレで有名だ。
この日地下鉄の中で見た広告にはこう書いてあった。

このままじゃオサマラディン。

・・・何か無性に腹が立った。シャレで片づけて良い問題なのだろうか?
こういうものに対して真面目に腹を立てるのはヤボなのかもしれないが
いくらなんでもこれはどうかと思う。
確かこの雑誌は和歌山カレー事件の時もこんなダジャレを発表していた。

ハヤシもあるでよ。

まだ事件の容疑者が特定されていなかった時期に、こういう元ネタの微妙に古いダジャレで
疑惑の夫婦をおちょくるのはそれこそシャレにならないと思う。

ゲームのメッセージを書いている時、私も時々やむを得ず、ダジャレを使うことがある。
その頻度が比較的高い印象を与えているせいかダジャレ好きと誤解されることもある。
しかし私にとってダジャレはあくまでも非常手段であって特定のアイテム名などを
ユーザーに印象付けたい場合であるとか会話のベクトルを上げ下げしたい時であるとか
そう言う場合のみ仕方なく使っているのだ。
普段の私は「スキーって好きなんだよね」という言葉が偶然ダジャレになっていることに
喋っている途中で気付き「スキーって・・結構良いと思う」などと強引に軌道修正するくらい
ダジャレ嫌いなのだ。・・本当だ。

腹が立つと言えば最近よく「♪み・にもに ♪テレフォン・だ ♪りんりんりん」
と言う歌が流れていて、これも妙に腹が立つ。
歌っている人たちについてはよく知らないのでこれは純粋に歌詞またはメロディの中に
私の神経を逆なでする『何か』が入っているのだと思う。
ただ、取引先のミニモニ好きの人に言わせると
「私も最初聞いた時腹が立ったんですけど、何度も聞いてるとだんだんクセになってきて
今ではもうこれが欠かせないんですよ。」と言っていたので、私がムッとする『何か』こそが
この歌の人気の秘密なのかもしれない。
『憎さ余って可愛さ百倍』とか『毒は薄めると麻薬になり、さらに薄めると薬になる』
と言う言葉を思い出した。



2001年9月27日(木)『狂牛病』

国際情勢も心配だが国内の狂牛病も心配だ。
報道されている情報によると、危険なのは脳、脊髄、眼、及び小腸の一部だけで
食肉や牛乳は安心して食べられるのだそうだ。
・・・本当だろうか?

昔、エイズが深刻な問題になる前に専門家の人が「日本人はエイズにかからない」
と断言していた記憶がある。今振り返るとどうしようもないトンデモ情報だ。
それと同じように今伝わっている『常識』が後で覆ることはないのだろうか?

週刊誌などによると、食品の成分として『牛エキス』と書かれているものの中には
上記の危険な部位が使われている場合があるらしい。
それと『小腸の一部』という表現も気になる。これは焼き肉屋で言うところの
どの部分なのだろうか?
また、狂牛病にかかった牛の骨肉粉を鶏や豚に与えても問題ないと報道されているが
これも本当に正しいのかどうか心配だ。

ただ心配しすぎていると何も食べられなくなってしまうので
過剰反応しない程度に気を付けてゆくしか無いと思う。
(・・って言いながら、3日前に焼き肉食べ放題に行ったけど・・)

ふと、ヒンズー教徒が牛肉を食べないのは過去に同じような病気が流行った
せいではないだろうか? などと妄想を膨らませてみる。

あと、近所に『牛骨ラーメン』という店があるのだが、ここの売り上げがちょっと心配だ。
とりあえず、看板に書かれた『牛』と言う字の下に一本線を引いて『生骨(なまぼね)ラーメン』
にすれば・・って、ますます売れなさそうな名前になってしまった。
いっそのことさらに加筆して『生滑(なますべり)ラーメン』にすれば・・って
他人の店の名前で遊んではいけない。



2001年10月09日(火)『歴史』

中学の頃、世界史の授業で先生がこう言っていた。

「過去の過ちを繰り返さないように、私たちは歴史を勉強するんです。
誰もが歴史を学び、愚かな戦争を二度と起こさないようにすれば
明るく、平和な未来が待っているんです。」

そう熱く語っていた先生。
・・・しかし今、こうして実際に戦争が始まってみると
いろんなことが『やむを得ない』で流されていることに気付く。

あれだけの被害者を出したのだから報復はやむを得ない。
国際社会で孤立しないためにも兵の派遣はやむを得ない。
ピンポイント爆撃といえども多少の誤爆はやむを得ない。

恐らく過去に起こった『愚かな戦争』も同様に
当時の色々な『やむを得ない』が蓄積した結果なのだろう。

過去の戦争を『愚か』と決めつけられるほど
今の我々は賢くなっていないようだ。



2001年11月01日(木)『やりきれない気持ち』

その場所に行くと・・
いつも、やりきれない気持ちになる。

・・36年間
それなりに頑張ってきたつもりだ。
でもそんな自信や、ちっぽけなプライドさえも・・
深い、ため息と共に
身体から抜け出して行ってしまうような・・
そんな感覚。

空っぽになってしまった心のまま
川のせせらぎを聞く。

・・涙が溢れてくる。


その場所に行くと・・
いつも、やりきれない気持ちになる。

もう二度と来るもんか!
そう思いながらも・・また、訪れてしまった。

『その場所』について、もう少し詳しいことを知りたい人は
どうか<ここを>クリックして下さい。

きっとあなたも、やりきれない気持ちになると思います。



2001年11月02日(金)『AIBOの野望』

聞いた話なので詳しくは知らないが、AIBOの喜ぶTV番組が始まるらしい。

いや、『喜ぶ』と書くと語弊がある。実際にはソニーが提供している
アニメ番組の中で流される特定の音声信号を聞くと
AIBOが喜んだようなアクションをする仕掛けなのだそうだ。
なるほど楽しそうだ。でも、なんだかちょっとずるいような気もする。

考えてみて欲しい。いくら飼い主がAIBOのためにその番組にチャンネルを
合わせたとしても、実際には電子ペットが本当に喜んでいるわけではないのだ。

これがOKなら、将来的には例えばこの番組が始まる時間になると
AIBOが急に『TVを見せろ』と駄々をこねるプログラムだって組むことが出来る。
で、要求通りTVを付けるとおとなしくなり、チャンネルを変えてしまうと暴れ出す・・
その間、飼い主はソニーのCMを延々と見ることになるのだ。

あるいはソニーに所属するアーティストのCDを聞くと、AIBOが今まで見たことの
ないようなポーズで踊り出したり、一緒に歌ったりする仕掛けだって出来そうだ。
そうなったら飼い主は、AIBOのために特に好きでもないミュージシャンのCDを
何枚も買うハメになるかもしれない。そうなったらソニーの思うつぼだ。

あるいは留守番してるAIBOに電話を掛けて、ビデオの予約を頼めるような時代が
来るかもしれない。でも使えるのはソニーのデッキだけだったり・・

今はまだ高級なオモチャ程度の物でしかないからそれほど問題ではない。
でも今後、AIBOがロボットとしてどんどん進化していった時
飼い主の親馬鹿な心につけ込んだ、あくどい商売が始まらないかどうか心配だ。



2001年11月05日(月)『狂牛病騒動その後』

狂牛病騒動の影響で、ふと気付くとスーパーの牛肉コーナーがものすごく縮小されている。
値段もビックリするくらい安い。・・でも売れている様子がない。
逆に豚肉や鶏肉は需要と供給の法則に従って値上げしているにも関わらず売れている。
マクドナルドでは『豚肉パテとベーコンのハンバーガー』がメニューに加わった。
この調子なら吉野屋で豚丼が売られる日もそう遠くないかもしれない。

私なりにいろいろ調べたのだが牛と人間には『種の壁』があって
例えば狂牛病にかかった牛の脳みそをムシャムシャ食べたとしても
98%以上の確率で(数字は例によって曖昧)感染はしないのだそうだ。

生命に対する危険度という意味では、禁煙のステーキハウスで牛肉を食べるより
むしろ煙草OKのレストランでサラダを食べる方がよっぱど危ないのだそうだ。
(元喫煙者としては、こう言う例えもどうかとは思うのだが・・)

ゼラチンも牛が原料らしいので、気にし始めたらゼリーだって危ない。
そんなこともあって我々夫婦は普通に牛肉を食べることに決めた。

一度牛肉に対してOKを出してしまうと、今の状況は非常に喜ばしいことに気付く。
普段ならちょっと躊躇してしまうような良い肉でも半額以下で買えてしまうのだ。
と言うことで、すき焼きを食べたり肉じゃがにしたり・・と、ちょっと前に
ダイエット宣言をしたことなどすっかり忘れて食べ続けている。
それはそれでやばいと思うのだが・・まぁいいか。



2001年11月06日(火)『謎野菜ヤーコン』

妻がスーパーでヤーコンという野菜を買ってきた。
ヤーコン・・今まで見たことも聞いたこともない謎野菜だ。

見た目はサツマイモみたいだ。
しかし皮をむくとダイコンみたいな色の中身が出てくる。
「生で食べられるらしいよ。」
妻にそう言われ恐る恐る囓ってみると・・ビックリした。
ちょっと味の薄い梨みたいな味がする。

私はこういう食べたことがないものに弱い。
さっそく半分、サラダに入れてみる。野菜と果物の中間のような味だ。
残りの半分はキンピラ風に炒めてもらった。普通イモ類は火を通すと味が全く変わる
はずなのだが、このヤーコンに関してはさっき生で食べたヤーコンをキンピラ風に
炒めたような・・要するにそのまんまの味しかしなかった。

調べてみたところ、ヤーコンは中南米アンデス高地原産のキク科の根菜なのだそうだ。
フラクトオリゴ糖と繊維質がたっぷり含まれているため便秘に良いらしい。
また、インシュリンに似た成分も含まれているため血糖値を下げ高血圧を解消する
『現代病の救世主』なのだそうだ。さらにポリフェノールもたっぷり含んでいて
・・・書き写すのが面倒になってきたので、興味ある方はここを見て下さい。
ネットで注文したい方はここへどうぞ。とにかく身体にいいらしいです。



2001年11月13日(火)『おまけ』

・・って、どっちがおまけなんだよ!

と、まず最初に突っ込んでみた。
最近のお菓子関係の話である。

ちょっと前にJリーグチップスが発売された。
ポテトチップスのおまけにJリーガーのカードが付いているヤツだ。
さっそく買ってみたところ、稲本の代表カード(キラキラ光るバージョン)と
柳沢のゴールゲッターカードが出た。
その後、厚別の磐田戦で播戸のスペシャルカード(限定)を2枚もらって
こういう集めモノって、結構クセになるかも・・
と思いながら再び買ってみたところ、出てきたのは以下のカード。

ヴィッセル神戸・望月重良
名古屋グランパスエイト・山口素弘

・・・あまり嬉しくない。
もちろん彼らは元日本代表だし、現在も神戸と名古屋の中心選手なので
「がっかり」なんて言ったらバチが当たる。それぞれのサポーターに対しても失礼だ。
でも、この調子でムイチンとかポポビッチとか山下とか石塚とか盛田とか北嶋とか・・
そう言った、私にとって微妙にアレな選手が出続けたとしたらちょっと悲しいので
もうこれ以上は買わないことに決めた。

いや、悲しいというのも適切ではない。
これは単に私がコンサドーレのサポーターだからであって
例えばジェフのサポーターだったら「やった! ムイチン ゲットだぜ!」
とか言って小躍りして喜ぶのだと思う。うん。たぶん。
(関係ないけど私は人が小躍りしているのを見たことがない。
どのくらい嬉しいと小躍りするものなのだろうか?)

これに限らず、最近はおまけ付きのお菓子が多い。
チョコエッグ(フルタ)、365日のバースデーテディ(明治)
ビックリマンチョコ(ロッテ)、ミニミニペコちゃん(不二家)
・・まだまだたくさん出ている。
最近はグリコのおまけまで海洋堂のフィギュアーになってしまった。

このお菓子、みんなちゃんと食べてるのだろうか?
昔、問題になった仮面ライダースナックのようにお菓子を捨ててる人はいないのだろうか?
そこまでいかなくとも、お菓子を邪魔くさいと思っている人は多い気がする。
お菓子の方が本体なのに・・と言いながら我々も、Jリーグチップスを砕いて
チャーハンのトッピングにしたりしてなんとか工夫しながら消費している。

「フィギュアだけで出したら、こんなに売れてないと思いますよ」
前に見たTVでチョコエッグの関係者がそう話していた。

・・・ちょっと混乱してきたので整理してみる。
お菓子を邪魔くさいと思っている人は多いはずだ。
でも、フィギュアだけで販売したら売れないらしい。
なぜだろう? お菓子とセットにするとコンビニなどの良い場所に置かれるから
お客さんの目に触れる機会が多い。・・せいだろうか?

結局わからなかったので自分でも買ってみることにした。
色々あるので迷ったが結局「チョコベーダー 第1シーズン」を買った。
チョコエッグの宇宙人版だが発売元はトミーだ。
1個しか買っていないのだが、いきなり「謎のレアフィギュア」が出た。
しかしその名前が「ミイラ牛」キャトル・ミューティレーションで殺された
家畜のフィギュアなのだそうだ。これも微妙に嬉しくない。
レアだったらもう少し偉そうなキャラにして欲しいのに牛でしかもミイラって・・
これだったら「金髪美女タイプエイリアン」とか「ウンモ星人」とか
「葉巻型UFO」とか「グレイ・タイプ」の方がよっぽどいいと思う。

こう言うのって、チョコが幾らでおまけが幾らするのだろう?
と言うことで、冒頭の突っ込みに続く・・



2001年12月21日(金)『続・ダイナマイトが五万トン』

『忙しい忙しい』って言ってる人に限って
30分で済む話を3時間に引き延ばして話してたりする。

『俺は仕事が出来る』って思ってる人に限って
実は自分でまいた種を刈り取ってるだけだったりする。

『自分は頑固だ』って思ってる人に限って
単に柔軟性に欠けてるだけだったりする。

『どうせ俺なんか』って言ってる人に限って
誰よりも自己愛が強かったりする。

毒舌な人に限って妙に打たれ弱かったりする。

こだわってる人に限って
そのこだわりを他人にしか向けていなかったりする。



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