○SULTAN AHMET SARAYI

旅行最終日。ホテル前でタクシーを拾う。
タクシーの運転手に「エジプシャン・バザール」と言うが通じない
発音が悪いのかと思い「ィジプシャン・バザァール」ともう一度それっぽく(?)
言ってみるがやはり通じない。よく考えたらこの地名って英語だ。
恐らくトルコ語の名前を言わないと通じないのだろう。
すると運転手は窓を開けて外にいる絨毯屋の呼び込みに通訳を求めた。

絨毯屋 「どこに行きたいんだって?」
私 「エジプシャン・バザールです」
絨毯屋 「ならエミノニュで降りればいいんだな?」
私 「はい」

絨毯屋が運転手に通訳してようやく目的地が伝わった。

絨毯屋 「ところで、ウチの絨毯を見ていかないか?」
私 「え?」

・・・これからタクシーでエジプシャン・バザールに行くって
通訳してくれたにもかかわらず、また絨毯屋の誘いだ。
この国は油断ならない人が多い。

○エジプシャン・バザール
市場でおみやげを買い込む。ロクムやコロンヤ、スカーフなど・・
おみやげリストを見ながら熱心に買い込む。
あと最後に思い残すことは・・・

自分でも意外だったのだが、最後の最後にカダイフを食べたくなった。
近くのチャイハネ(喫茶店)に入り、ネスカフェとカダイフを頼む。
・・やはりもの凄く甘い。でも、妙にハマってしまう。
これって日本では食べられないのだろうか?

○SULTAN AHMET SARAYI
タクシーでホテルに戻る。
しばらくするとベキル君たちが迎えに来た。
今回、ベキル君やOL-HAN Tourの人たちにお世話になったおかげで
すごくいい旅が出来た。大感謝だ。

それと、ツアーを手配してくれたビックビートの名越さんと
トプカプの平井さん。本当にお世話になりました。

○アエロフロート(モスクワ発/成田行)
私 「ヨボヨボに歳取ったらさぁ・・
それまで二人で行ったいろんな国を、また回ってみたいね。
インドネシアのバリ島と、メキシコのカンクン
それと今回のイスタンブールとカッパドキア・・
出来れば同じホテル予約して、今度はゆっくりとした日程で・・」

日本へと戻る飛行機の中、そんな夢みたいなことを話していると
再び、あの懐かしい機内アナウンスが聞こえてきた。

「めなさん(皆さん)
いつもアエロフロートをごぎよう(ご利用)いただきまして
ありがとうごぜぇます(ございます)」

おしまい