カンクン旅行記・初日その1


いよいよ旅行当日。
朝8時に起きてタクシーで札幌駅へ・・そこからJRで千歳空港まで40分。
その後、成田行きの飛行機に1時間半乗って・・と午後4時になっても我々は
まだ海外旅行をしていないことに気づく。これからダラスまで11時間、さらに
乗り換えてカンクンまで2時間の移動があるのかと考えると内心ぞっとするが
その後、搭乗手続きをしてくれた係員の人から さらに恐ろしい話を聞く。
喫煙席がとれなかったというのだ。

私「11時間・・ずっと煙草が吸えないというのはちょっと・・」

うろたえる私に 煙草を吸わない妻は

妻「大丈夫! 寝てる間に着いてるって!」

と、意地悪なことを言う。立場逆転である。

何でこんなに高いのか未だに納得がいかない空港使用料2000円を払い
やたら混雑していた出国ゲートを抜け、午後7時発のアメリカン航空に搭乗。
今回の旅行は持ち込み手荷物の装備がすごい。
安眠枕、スリッパ、ウエットティッシュ、ゲームボーイ、MDウォークマン
文庫本計5冊、足のむくみ防止スプレー、風邪酔い止め頭痛腹痛の各種薬
ウエットティッシュタイプの化粧落とし、HP200LX・・・
よく旅慣れた人は荷物が少ないと言うが、ではこれらの重装備をまんべんなく
使ってしまった我々はいったい何なのだろうと考えてしまう。

ただゲームボーイは機内の暇つぶしに大いに役立ったし(特に二代目になってから
薄く、軽くなったのでおすすめ)HP200LX(PDA=電子手帳の親玉
みたいなヤツ)はトラベラーズチェックの番号管理をしたり、会議室のログを
読んだり、この旅行記のベースになる文章を現地でプチプチ打ち込んだりと
これも大活躍したし、足のむくみ防止スプレーは・・・私は使わなかったので
なんとも言えないが・・・とにかく これらの機内アメニティ用品を総動員させ
機内上映の映画(ツイスター)も見て多少の睡眠をとってもなお 成田・ダラス間の
11時間は うんざりするほど長かった。特に煙草の吸えない私はトイレが空いて
いないと言ってはイライラし、座席が狭いと言ってはイライラし、さっきから
時計が5分しか進んでいないと言ってはイライラし・・・と我ながら情けない状態に
陥ってしまう。そしてようやくダラスに到着。

ダラスの空港で2時間ぐらい待機。ここでニコチン補給をして落ち着きを取り戻す。
おかげでダラス・カンクン間の2時間は あっと言う間だった。
入国手続きも あっさりと終わり ゲートをくぐる。やっと着いた!!

(続く・・)