カンクン旅行記・3日目


そして3日めの朝。バスでククルカンプラザに行き「100%ナチュラル」という
店で朝食。ここはフルーツジュースがウリの店。私はジュースとワッフル、妻は
ジュースとフルーツサラダを頼む。美味。メニューも豊富だし味付けもあっさり
している。こっちに来てどちらかというと濃い味の食事が多かったので 妻は特に
気に入ったようだった。

食後プラザ内を歩き回る。カンクン1のショッピングプラザと言われているだけあって
ここも広い。プラザ・カラコルと比べると ククルカンの方が現地の人向けに作られて
いるような気がした。実際 スーパーマーケットのようなコーナーもあり我々も水や
ジュース、スナック菓子類を買い込んだ。

こちらに来てよく目にした店は「GECKO」というトカゲマークのブランドと
「シニア・フロッグ」というカエルマークのブランドでどちらもおみやげに良さそうだ。
民芸品は個人的には好きなものも多かったのだが大きかったり重かったり高かったり
壊れやすかったり、万人にお勧めできるデザインのものが少なかったりして ちょっと
選択に困ってしまうが現地ブランドのTシャツなら軽いしかさばらないし値段もそれなり
に安いし何より「CANCUN」という文字が書いてあるのでお勧めだと思う。
我々は自分達用に「GECKO」のTシャツと短パンを買う。日本に帰って何度か洗濯も
したが今のところ色落ちなどもしていない。

プラザ内にはその他 銀製品の店も多かった。たいていの店には「50%OFF」など
と安売りの張り紙がしてあったので そういうシーズンだったのかもしれない。

たいていのショッピングプラザにはちょうど日本のスーパーの「たこやき・ラーメン
コーナ」のようなファーストフードコーナーがあり 歩き疲れた我々はタコス屋で
ワカモレ&チップスを食べる。これもおいしかった。ここにはその他 中華、ギリシャ
料理、ハンバーガー、31アイスクリームなどの店があった。
ちゃんとしたレストランも多く メキシコ観光Aさんの話によるとニューヨークカットの
肉を出すステーキ屋があるらしい。

午後 バスに乗ってメキシコ観光へ行く。ダウンタウンから歩いて『本当にこの道で
よかったのか?』と不安になり始めるくらいの距離にある「プラザ・メヒコ」の2F。
オフィス内には日本語が飛び交い日本の新聞がおいてあり・・と我々にとってオアシスの
ような場所だった。デスクにいた女の人がオプショナルツアーの相談に乗ってくれる。
悩んだ結果 5日目に「チチェン・イツァー」へ、7日目に「シカレ」へ行くツアーを
申し込む。


その後、ここで勧められたレイ遺跡に行ってみる。客はほとんどいなかった。
遺跡としてはそれほど良い状態ではなく どちらかと言うと廃墟という感じだったが
(英語だとどちらもRUINですが・・・)初めて見るピラミッドだったのでそれなりに
楽しめた。帰ろうとすると妻が絶句したまま固まっている。指さした先に体長60センチ
ぐらいのイグアナがいた。イグアナは動きが遅くカメラを構えたまま思いっきり近寄って
も微動だにしない。シャッターの音でようやくピクリと動く。なかなか大物だ。
考えたら生まれて初めて見る「のらイグアナ」だった。おそらく今まで保護色で見つけ
られなかったのだろう 一度気づいた後は ここにも、あそこにもイグアナがいることに
気づく。異国情緒などと言う生やさしいものではなく カルチャーショックを受けた。
その後 イスラ・ムヘーレスでもチチェン・イツァーでもイグアナを見かけたのだが
これだけ近くでたくさんのイグアナを見ることが出来たのはレイ遺跡だけだった。

その後ホテルに戻る。昨晩眠れなかったせいか妻は昼寝。
夕食はホテルの前にあるイタリアン・レストラン「ラ・ドルチェ・ビッタ」。
人気の店のようで予約ナシで行ったら少し待たされた。Aさんからここは日本語の
メニューがあると聞いていたのでウエイターに持ってきてもらう。
メニューが英語だと知っている単語が限られてしまうのでどうしても無難な選択に
なってしまうのだが 日本語メニューがあれば安心だ。

私は「肝臓のパテ」と「乾燥トマトと鶏胸肉のソテー」、妻は「マッシュルームと
クレソンのサラダ」と「ニョッキ」を頼んだ。ニョッキはブルーチーズの風味が
強すぎてちょっと残してしまったが それ以外はおいしく食べられた。
ここでもチーズたっぷりのガーリックトーストが出た。

その後 ホテルに戻って熟睡。
明日は「イルカと泳ぐイスラムヘーレス」というオプショナルツアーの日だ。

(続く・・)