カンクン旅行記・4日目


今日は「イルカと泳ぐイスラ・ムヘーレス」というオプショナルツアーの日。
人気があるということで出発前から予約していたツアーだ。
集合時間が早かったためホテルのビッフェで朝食をとる。

8時55分に迎えのバスが到着。ガイドは九州男子のKさん。
バスに乗って別のホテルで参加メンバーをピックアップ。全部で10人ぐらいいた。
みんな20代前半くらいのカップルで新婚旅行で来ている感じだった。

10分ぐらいで港に到着。ちょっと曇った感じの空だった。ここで女性ガイドのSさんが
寝坊したらしいカップルを連れて合流。20分ぐらい待った後に乗船。
かなり大きな船で我々以外にも白人系のお客さんがたくさん乗っていた。

イスラ・ムヘーレスはカリブの真珠と呼ばれる島だそうだ。何かの本にも「船から見える
景色は絶品!」というようなことが書いてあったのだが あいにくの曇り空で それほど
感動的ではなかったのが残念。多少 船が揺れたため船酔いになってしまったお客さんも
いた。50分ぐらい乗ってイスラ・ムヘーレスに到着。

到着後 自由行動組とシュノーケリング組に分かれる。我々はシュノーケリングを選んだ。
船を下りてから 小舟に乗り換えてガラフォン海浜公園へ行く。自由行動組はKさん
シュノーケリング組はSさんが同行してくれる。

小舟に30分ぐらい乗りガラフォン海浜公園へ到着。ライフジャケットを着て海に入る。
出発前ビギナーコースと聞いていたのだが それでも足が立たない深さだった。海には
たくさんの魚がいた。夢中になって水中カメラのシャッターを押していると ついコース
から外れてしまいそうになる。何度か海水を飲み何度か岩場に激突し 1時間ぐらい
泳いだ頃にはヘトヘトになっていた。

その後 船に戻ってイルカツアーの港へ。30分ぐらいのビデオでイルカの生態について
学んだ後、いよいよイルカのいるプールへ行く。
ライフジャケットを着てプールに入り 以下のようなことをした。

1.4人で横一列に並んでいると 2頭のイルカがやってきて脇腹を触らせてくれる。
  つるつるした不思議な肌ざわりだった。
2.1人ずつプールの中央に行き両手を広げた状態で浮いていると後ろから2頭の
  イルカが泳いでくるので背ビレに掴まって泳ぐ。ものすごいスピードなので
  わけのわからないうちに終わってしまった感じだった。
3.2人1組になって ポールの両端を持っていると その上をイルカがジャンプする。
4.1人ずつプールの中央に行き 足を広げた状態で浮いていると後ろから2頭のイルカ
  がやってきてカカトを鼻で押す。すると体が持ち上げられて上半身が水面から浮上し
  た状態で進むことが出来る。これも無我夢中のまま終わる。

というようなことをした後にフリータイム。イルカはすばしっこくて触るのにひと苦労
だったが普段は水族館で見るだけのイルカと泳げるのは貴重な経験だった。
我々がイルカと泳いでいた様子はしっかりビデオに撮影されていてテロップ付きで
50ドルで販売されていた。なかなか商売上手な感じだ。もちろん買った。

イルカと泳いだ後 ここでバイキング形式の昼食。疲れて食欲がないかと思ったら
しっかり食べられた。サルサソースは食欲を増進させるのかもしれない。

その後タクシーで島の中心部へ。この頃には 空も晴れはじめる。色とりどりの
みやげもの屋がありゆっくり買い物したかったのだが あまり時間がなかったので
何も買わずに船へ戻る。

船に乗るとデッキでいきなりテキーラパーティが始まる。
陽気な船員がマイク片手に大声で叫ぶ。

船員「みんなバケーションに来てるんだろ? 国に帰ったらいつもと変りばえのしない
   日常に戻るんだろ? だから今は大いに騒ごうぜ! みんなのこと知ってるやつは
   ここには誰もいない だから思いっきりハメを外そうぜ!
   さぁパーティーの始まりだ! メキシコで一番有名な酒の名前は何だ?」

ここで客が「テキーラ!」と叫ぶ。音楽が始まり船員たちは客の口の中に水鉄砲よろしく
テキーラをそそいで行く。それから先は逆立ちしたままテキーラを飲みあったり
世界一セクシーな男を決めるコンテストが始まったりと みんなでものすごく盛り上がる。
これが本物のラテン系か・・と驚きながらも 気がつけば我々も大声で叫んでいた。
「テキーラ!!」

船を降りてバスに乗る。それぞれのホテルまで送ってくれてこの日のアトラクションは
すべて終了。楽しかった。

夕食はホテル前にある『ミスター・ジー』。なかなか高級そうなレストランだった。
前菜にスモークサーモンを頼み 私はオニオンスープとTボーンステーキ、妻はトリュフ
のスープとペッパーステーキを頼む。スープはどちらもちょっと味が濃かった。
ペッパーステーキは肉がやわらかくて美味。ただこれも味が濃かったかも・・
いずれもおいしかったが量が多くちょっと残してしまった。

普段12時前に寝ることなどほとんどなかったのにこっちに来てから ホテルに戻ると
すぐに眠くなってしまう。10時くらいに熟睡。

(続く・・)