2003年10月の日記 | 11月 | 12月 

○過去日記〜2004年1月


1月03日(土)『謹賀新年』

新年最初の電話は、かなり物騒なものだった。

男「長山さんのお宅ですか?」
私「はい。そうですけど……」
男「いいかげんにラーメンのお金、払って欲しいんですよね?」
私「え? どういう意味ですか?」
男「とぼけんなよこらっ! ニンソクの金だよニンソクの!」
私「に、ニンソクって何ですか?」
男「人足として働いた金を払えって言ってんだよ! いい加減にしろよ! このっ!」
私「あの……恐らく間違い電話だと思います。ウチはラーメン屋じゃないですし……」
男「なぁにふざけたこと言ってんだよ! 昨日あんちゃんと話しただろ?
その声、ちゃんと憶えてるんだぞ! とぼけんなよてめぇ!」
私「そんな筈ないです! 私、普段は札幌に住んでますし……」
男「札幌? んなわけないだろ! この電話、日立の市外局番だろが?」
私「ですから帰省で日立市に戻ってるんです!」
男「んな、ぐだぐだ言ってねぇで金を払えよ! 金を!」
私「事情が分かりませんし、家の者もみんな寝てるんで明日の朝かけ直して下さい。」
男「冗談じゃねぇよ! 去年の金だぞ! いつまで待たせんだよこの野郎!」
私「ですから間違い電話だって言ってるんです! 何番におかけですか?」
男「とぼけたって分かるんだぞ! あんちゃんの声!」
私「だから何番におかけですか?」
男「0294−**−**3*の長山だろ!?」
私「違います! ウチは0294−**−**8*の長山です!!」
男「……………………」
私「間違い電話ですよね!?」
男「あ、どうもすみません」

と、縁起が良いんだか悪いんだかよく分からない事件で幕を開けた2004年ですが
フリーになって最初のお正月と言うことで、新年の抱負を書いておこうかなと思います。

(1)ゲームの仕事をしっかりやる

今やっている仕事をきっちりと仕上げるのがまず第一の目標です。
納期を守って、よりクオリティの高いシナリオを書けるよう努力します。
これが出来ないとフリーになった意味が無いです。
良いゲームを作り続けて、それが次に繋がるくらい売れるといいなと思います。

(2)作詞の仕事を充実させる

作詞は今までも何曲か書いてきたのですが、どれもゲームがらみで書かせてもらったものばかりです。
せっかくフリーになったので、今後はそういうズル無しで作詞の仕事を貰えるように頑張りたいです。
と、そんな風に思っていたら、タイミング良く札幌で音楽活動をしている『ぺんぎんやLabel』のお二人と
知り合いになり、ちょっとだけ作詞のお手伝いをすることになりました。
具体的なことは正式に決まり次第、報告出来ると思います。

(3)人とたくさん知り合う

どちらかというと引っ込み思案な方なので、もうちょっと社交的になりたいです。
色んな人と知り合って、今よりもっと楽しいことが出来れば良いなと思います。
そう言う意味では、このホームページも、ちゃんとサボらずに更新して行きたいです。

ということで、2004年もどうぞよろしくお願いします。



1月05日(月)『携帯電話』

年末年始、実家に帰っていた時の話。

両親が携帯電話を買いたいというので、とりあえず自分の携帯電話を見せ

私「大丈夫? 使いこなせる?」

と聞いてみたところ、今年で85歳になる父が……

父「難しいことはないさ。『イースウチィ・リャンウッパ・サブロウチュー』だろ?」

……あの、お父さん。
なぜそこで数字ボタンを縦読みに、しかも麻雀読みにするのですか?


とりあえずその後、文字盤の大きな『らくらくフォン』を買った。
最近の携帯番号は『080』で始まることを知り、ちょっとびっくりした。

両親がちゃんと携帯を使いこなせるかどうかに関しては、ちょっと不安が残る。
なにせ、『携帯電話の機能を簡単に説明するビデオ』の再生方法を
私に聞いてきたくらいの機械音痴なので……



1月07日(水)『思い出のシール』

年末年始、実家に帰っていた時の話、その2。

部屋の掃除を手伝っていたら、当時私が使っていた部屋のドアに
古ぼけたシールが貼ってあるのを見つけた。(左の写真参照)

当時は金ピカだったシール。
私は思いっきり背伸びをしながら、このシールを貼ったのだった。
……今ではちょっと見上げたぐらいの位置にある。

これを見てピンと来る人がいたら、だいたい30代後半から40代だと思う。

今から30年以上前に流行した『スパイ手帳』のシールなのだ。

当時を知らない人のために説明すると、スパイ手帳とはサンスターから発売された
スパイの七つ道具がファイリングされたおもちゃのセットなのだ。

変装のための付け髭や、秘密の連絡用に使う『水に濡らすと溶ける紙』
書いた文字が消えるペン、暗号表など、子供心をくすぐる品々がたくさん詰まっていた。

このシールにも確か、ちゃんと意味があったはずだ。
札幌に帰ってきてからネットで調べたら、かなりの件数がヒットした。
やっぱりみんな懐かしがっている。今、未開封フルセットを手に入れようとすると
相当なプレミアが付いてしまうらしい。

私の貼ったシールもここでそれらしいマークを見つけた。

サンスターから発売された正規のスパイ手帳かどうかは不明だが
どうやらこの絵はブラック団の階級マークらしい。
ここにある他の絵にも見覚えがある。

……こう言うの、復刻するという話はないのだろうか?
今出したら、懐かしくて買ってしまう大人が結構いるように思えるのだが……





1月09日(金)『福袋』

『残り物には福があると言います。
……だから福袋って、残り物ばっかり入ってるのですね。』

去年出した『N.U.D.E.@』というゲームに書いた台詞だ。
そう。自分でも充分にわかっている。
でも、なんとなく福袋を買わないと年が明けない気がして
毎年毎年この時期になると、ついつい買ってしまうのだ。

某文房具屋の福袋を買った時はひどかった。
なんか微妙に時代遅れのファンシーな品々ばかりが入っていたのだ。
唯一使えそうだったのは、形のちょっと変則なシステム手帳用の紙だったが
肝心のシステム手帳を持っていなかったため、使いようがなかった。
換えの用紙だけ入れないで欲しい。

電気屋の福袋も微妙だ。
電池とかビデオテープなどはまだ使いようがある。
しかし、家にトースターは2ついらないし、セーターの毛玉取り機も使わない。
壁掛け式の時計は、一応使ってはいるが秒針の音がうるさくて困っている。

大手百貨店の福袋を並んで買ったこともあったが
50センチ四方のムートンの毛皮とか、誰が欲しがるのだろう?
一応、妻の実家のソファの上に置かれてはいたが夏暑いので不評だった。

お店は在庫処分が出来て満足。
買った側も、出したお金の割には色々入っていて
使える物も多少は手に入れられて満足。

こんな感じで、全員が得した気分になれるのが
福袋の落としどころだと思う。
でも、実際にそんな気分を味わえる福袋は滅多にない。

今年買ったのは『レシピエ』という紅茶のお店の福袋。3000円。

去年も買ったのだが、いろんなお茶が味わえて良い。量も結構ある。
何より、お茶以外のいらない物が何一つ入っていないのが良い。
非常に無駄が無くて素晴らしい福袋なのだが
でもこれだけだと、ちょっと無難すぎるいうか……
まだなんとなく、『福袋マインド』が満たされていない気がする。

ひょっとしたら心のどこかで、『うぉーー! こんなものいらねーー!!』
と、叫んでみたい欲求があるのかも知れない。


1月11日(日)『HP制作』

オフィスうずまき(そんな名前だったのか!?)の近況ですが
知人のホームページ作りをお手伝いさせて頂きました。
これが結構、評判が良いのですよ。(ちょっとじまん)

最初、スケッチブックに書いたメモ書きだけだったものが
日を追うごとにどんどん形になって行くので
やっててすごく楽しかったです。

ページはこちら。

Crystal Healing Ray of Light
 〜クリスタルとオリジナルアクセサリーのお店
http://rayoflight.fromc.com/

載せている石やアクセサリーの写真がどれもすごく綺麗です。
私はこう言うの、全く詳しくないのですが
ページを作っていて、つい欲しくなってしまい
公開前に1個買ってしまいました。……役得です。

お値段も「レイアウトの参考に」と教えてもらった
他のWebショップよりもお得な気がするので
興味のある方は是非覗いてみてください。

私がページの基礎部分を作って、店長のKYOKOさんが
文章と写真を撮って、デザイン的な部分は妻が担当しました。

ただ、作ってて実感したのは自分自身のスキルの無さで
普段ホームページ作成ソフトに頼り切っているため
HTMLもよく分からないし、CGIなどとんでもない
と言う感じなので、もっともっと勉強しなくちゃですね。


1月12日(月)『でっぱり族』

私の後頭部には、でっぱりがある。
こぶとかそういうのではなくて、頭蓋骨の形自体が
でっぱっているようなのだ。

目立つほどではない。
手で触ると、ぽこんと出っ張っているのが分かる程度の大きさだ。
ちょうど、尾てい骨みたいな形と大きさを
想像してもらえばいいかも知れない。

このため、固い床などに仰向けに寝た場合、
そのでっぱりがごろごろして非常に安定が悪いのだ。
まぁ、それ以外に不自由な部分はないので
特に困っているというわけではない。

私と同じ、でっぱりを持った人を一人知っている。
前の会社で一緒だったデザイナーのQ氏だ。
とりあえず私は彼のことを、心の中で
『でっぱり族』と呼ぶことにしている。

ところでふと考える。
尾てい骨は、人間が進化する以前の『尻尾の名残り』
だという説がある。

ひょっとしたら、このでっぱりも何かの名残りで
一部の人間に、先祖返り的に残っている物だとしたら……

例えば、角(つの)の跡とか?

鬼の角は額から生えていたり、頭のてっぺんにある。
しかし、人間が四つ足で歩いていた時代の名残だとしたら
後頭部に角の跡があるのも、それほど違和感無いような気もする。

それと、これは気のせいかも知れないが
時々、このでっぱりが疼くことがある。
頭痛よりも軽い程度に、ずきずきと重く感じるのだが
これは何なのだろうか?

私とQ氏の他にも、まだ『でっぱり族』はいると思う。
ピンときた人は名乗り出て欲しい。
『でっぱり族』を9人集めて、野球チームを作るのが夢だ。

って、……アストロ球団かよ!(古い)


1月14日(水)『考える人』

ロダンの彫刻『考える人』について考えてみる。

この人がどういう事情で、何について考えているのかは知らないが
あんな窮屈な姿勢で考えていたら、いいアイディアは浮かばない気がする。
もっと顔を上げて、楽な姿勢になって欲しい。

あのポーズだとむしろ『悩む人』という感じがする。
もっと言ってしまえば『悩んでいる自分の姿を見せている人』かも知れない。
……なんか、見てて憂鬱になる形なのだ。

仕事の上で、何かを決めなければならない立場の人がいる。
自分がそういう役割の時もあるし、他の人の決めた方針で動く時もある。

でも一番困るのは、その決めるべき人がこの『考える人』のポーズのまま
ずっと固まってしまうことだ。

ひとつの問題に対する解決策なんて、そんなに多くない。
できる限りリサーチしたら、あとはその中から最善の物を選んで
実行すれば良いだけだ。悩む理由なんて何一つ無い。

なのに、見てて気の毒なほど暗い顔をして『もうちょっと考えさせてくれ』とか
『もうちょっと様子を見よう』とか言いたがる人たちがいる。
……私にはそれが理解出来ない。

たいていの問題は、時間が経つとどんどん悪化する。
AでもBでも、早めに決めてさえいれば、少なくとも何もしないよりは
ずっと良い結果になる筈だった、ということだって良くある。

また、決める前は全員が足踏みせざるを得ない。
人数の多いプロジェクトほど、そのロスはどんどん大きくなる。
でも決めてさえしまえば、あとはみんなで分担して動けるのだ。

何かを決めることは、ある程度の責任がつきまとう。
なかなか決めてくれない人は、その責任から逃げているのではないか?
時間切れになるまで悩んだフリをして『これだけみんなで時間をかけたんだから
どんな結果が出ても恨みっこ無しにしようね』と言いたいだけではないか?

決めることなんて、実はそんなに大切ではない。
決めた後に、その選択が最善になるようみんなで努力すれば良いだけだ。
なのに、無駄に時間だけをかけたがり、そのかけた時間の長さで
自己満足するような人たち、私はこれを『ペンディング体質』と呼んでいる。

例えば冷蔵庫の中に、ちょっと扱いづらい食材があるとする。
ペンディング体質の人は、ずっと(実は時々)悩んだままその食材が腐るまで
何もしないでいる。そして『腐っちゃったから仕方ないね』と言って
それをごみ箱に捨ててしまうのだ。実はそれこそが、その食材にとっての
『最悪の選択肢』であるという自覚すらなく。

と、ここまで書いた後、ネットで『考える人』について調べてみた。
それで分かったことなのだが、実はあれは『地獄の門』という大作の一部で
罪人達が地獄に落ちていく様を『見ている』だけらしい。

……考え違い?



1月16日(金)『プロジェクトC』

オフィスうずまき(この名前を定着させたいらしい)に
また、新たなるプロジェクトが立ち上がった。

その名も『プロジェクトC』。

プロジェクトCの『C』は、『Communication』の『C』。
人と人との『会話』をテーマにしている。

そして、プロジェクトCの『C』は『Conection』の『C』。
人と人との『繋がり』を目的としている。

そして、プロジェクトCの『C』は……

あーーー! こじつけるのめんどくさい!
白状しますと、そんな大したことじゃないです。

実は、実家に帰った際、男性2名のお見合い写真と身上書を
手渡されまして、それでお相手を探しているのです。
もちろん仕事じゃなくて、単なるおせっかいです。

このような場なので、プライバシーに関することは
書かないようにしますが、お二人とも真面目で優しそうな人です。
年齢は私に近いですが、別に知り合いというわけではありません。

『こういう人なら、地元でちゃんと出会いがあるんじゃない?』
というのが写真を見たある人の感想で、実際私もそう思います。

ただやっぱり、出会いの少ない環境ってあるわけで
そう言う人たち同士を、うまく結びつけられればいいなと思うのです。

お見合いって古くからあるけど、実はすごく新しい
『出会いのかたち』になりうると思います。
少なくとも、素性の分からない人たち同士の……
中には悪意を持った人たちも少なくない
『出会い系サイト』なんかよりも、ずっと安心出来ます。

お見合い結婚というと、親同士が決めた相手と、好きでもないのに
無理矢理一緒にさせられる……いうようなネガティブなイメージが
強い方もいるかもしれませんけど、それも間違いです。

恋愛結婚だって、最初は他人同士が、たまたま職場が一緒だったとか
たまたま合コンで隣の席だった……とかの理由で出会ってるわけです。

その『たまたま』が、今回の場合、私の手元にある
2通の写真と身上書になればと思っているのです。

……ということで、真面目に結婚を考えている女性の方は
私にこっそりメールしてください。


1月18日(日)『眼鏡の未来』

妻「眼鏡って、ずっとかけてると耳の上とかつらくない?
もっと楽な形の眼鏡があればいいのにね」
私「具体的にどんな?」
妻「例えば、頭の上からぐわーっと下がってるような……」
私「こんな感じ?」

妻「あ、そうそう」
私「なんか、邪魔くさい感じだよ。帽子もかぶりづらそうだし……
そもそも、この後ろはどうなってるの? どうやって顔に固定されてるの?」
妻「その辺は、専門の人が考えればいいんだよ」
私「…………」

妻「じゃぁ、その逆で下からぐわーっとなってるのは?」
私「これでいいのかな?」

妻「うん」
私「さらに邪魔くさそう。『もう頬杖は付けない』って感じだよ」

妻「斜めからエックス型に固定してみたら?」
私「こんなの?」

妻「……これもかけづらそうだね」
私「わかった! ヌーブラみたいに顔にくっつければいいんだ!
ほら見て! こんな感じ」

妻「……でも、目の回りに、常にこんなのがひっついてるのは
ちょっと嫌かも」
私「じゃぁやっぱり、今ある形が一番いいってことかな?」

妻「そうだ! 透明なレンズが、空間に浮いてれば良いんだよ!」
私「それが実現出来るくらい先の未来だったら
そもそも近視自体が遺伝子治療とかで治せてるんじゃない?」
妻「うーん。やっぱそうかなぁ……」

日曜日の朝から、なぜこんな無駄な話し合いをしているのかと
自分たちに突っ込みを入れたい。


1月20日(月)『安全と安心』

アメリカのBSE問題の影響で、吉野家は2月中旬から牛丼の販売中止に
追い込まれる見通しなのだそうだ。

これに対し『リスク管理に問題があるのでは』という声もある。
確かに、これまでお店では、ほぼ牛丼しか売っていなかったし
その原料である牛肉も100%アメリカからの輸入に頼っているという時点で
このような状況に対応するのは難しいと思う。

ただ、単品販売だからこそ『牛丼の吉野家』というイメージが定着したわけだし
客の回転率なども上げられたのだと思う。
また、原料を独占的に仕入れることによって、製造コストも削減出来
味などの品質も追求出来たのだと思う。
……成功した理由が、そのままピンチの原因になっているのだ。

牛肉だけではなく、鶏肉も心配だ。
ベトナムの鳥インフルエンザによる死者は5人にまで増えたし
韓国では185万羽を処分。伝統料理・サムゲタンに深刻な影響を与えてるらしい。
日本でも山口県の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、約3万5000羽の鶏が
廃棄処分された。これらの感染ルートはまだ掴めていない。

今のところ、鶏肉を食べても卵を食べても大丈夫と言われているし
ウィルス自体にも、人から人への感染例は無いらしい。
ただ、これが今後、新型インフルエンザに変化した場合、
そのワクチン開発は、各国の特許の壁に阻まれて難しいという話もある。

でも何でこんな急に、肉関係の問題が発生するのだろう?
そう言えばSARSも、野生動物の肉が原因と言われていた。

じゃぁ魚を食べればいいのかと言うと、これもまた公害の問題があったり
養殖の場合は抗生物質入りの餌とか、いろいろ問題がありそうだ。
農作物だって安心なワケじゃなくて、農薬とか遺伝子組み換えとか……
とまぁ、気にし出したらきりがない。

心配だ心配だと言いながらも、でも食べないとその心配すら出来ないわけで
せめて我々が出来ることと言ったら、スーパーで買い物をする時に
『ちょっと安全そうな方』を選ぶぐらいしかないのかなぁと思った。



1月21日(火)『Memorial Songs』

また宣伝です。

本日、『北へ。〜Diamond Dust〜 Memorial Songs』が発売されます。
これは、去年の10月に発売されたPS2用ゲーム『北へ。〜Diamond Dust〜』
ボーカル曲を集めた音楽CDなのです。
全10曲のうち、5曲の作詞を担当させて頂いてます。

実は今回、生まれて初めて、作詞の印税を貰える予定なのです。
これまでも何曲か作詞はしてきたのですが、会社員だったため法人印税という扱いで
私のところにはお金が入ってこなかったのです。
そう言う意味では実質的な作詞家デビュー(大袈裟)なので
今後これをきっかけに、作詞の仕事をもっと増やして行きたいです。

ただ、金額的にはCDが1枚売れても1円玉が何枚かチャリンと入るぐらいなので
ゲーム自体の販売本数を考えると、どう楽観的に見積もっても食事一回分というか……
それが、ひとりで食べる牛丼屋(牛丼は食べられなくなるけど)の食事代くらいか、
夫婦二人で食べる定食屋(南平岸駅近くの「コション」がおすすめです)の食事代に
なるかは、今後の売り上げ次第と言うことで……

作曲はおなじみの池毅さんです。今回も素晴らしい曲を書いて下さいました。
5曲とも歌詞を先に書いて、それに曲を付けて頂くという作り方だったのですが
自分の言葉にメロディが付いたものを初めて聞く瞬間というのはすごく興奮します。
それにさらにバックの演奏が付いて、歌い手さんの歌が入って……という感じに
だんだん音楽が出来てゆく様子を見るのは、何度体験しても良い物です。

ということで、興味のある方はぜひ!


1月23日(金)『最近見た夢』

病院の診察室。
私の目の前にいる医者が、こう言った。

医者「お二人にお子さんが出来ないのは……
旦那さん、あなたに原因があります。
念のため検査をするので、出して下さい」

私「あの、すみません! 何を出せと……」

そこに看護婦さんがやってきて……

看護婦「よろしかったら、こちらをお使い下さい」

と、にっこり笑いながら一冊の本を手渡す。
本の表紙には、こう書かれていた。

黒柳徹子著『窓際のトットちゃん』

私「あの、すみません! これで、どうしろと……」


1月26日(月)『ドーターコパ』

ドクターコパの娘がドーターコパというのは、ちょっとキャラとしてどうなんだろう?

このインパクトに対抗するためには、大木凡人の娘をボンドガールとして
デビューさせるしか無いと思う。

……と言うことで、上の話とは全然関係ないですが近況です。

今週、オフィスの引っ越しをしようと思います。
引っ越しと言っても別に住所が変わるわけではなく
部屋のレイアウト替えというか、今まで寝室として使っていた
ちょっと広い部屋を、仕事用に使おうと思ってます。
これで少人数の会議なんかも出来るようになるのではないかと。

仕事関係も、さらに色々盛り上がってきたので
今後しばらくは、なんとかやっていけそうな目処が付きました。

あと、映画『半落ち』を見ました。
役者さんたちが、すごく上手で、泣けます。
去年見たドラマ『ビギナー』で、1話だけちょっとテイストの違う
やるせない感じの回があったのですが、それと似てます。

シナリオの仕事をしてるクセに、これまで本も漫画もあまり読まないし
映画もビデオも見ていなかったので、その辺をちょっと反省して
せめて、毎月一日の『映画の日』には映画館に行こうかと思ってます。

次回の映画の日は、まだ見てない『ラストサムライ』あたりを……
でもこのタイトルを見るたびに、昔スーパーファミコンで出たゲーム
『ファーストサムライ』のジャケット絵を思い出してしまい
ちょっと暗い気持ちになります。

憶えてる人は少ないでしょうが、城みちるが歌った
演歌風のテーマ曲も頭の中でリフレインします。

『♪ふぁーーすとぉ、さーむらーい!』

あ、文字で書いても伝わりませんね。すみません。
いるかに乗った少年から、随分遠いところまで行ってしまった感じの珍曲です。


1月28日(水)『親孝行』

茨城の実家にいる父は、今年で85歳になる。
年齢の割には元気で、これまで特に大きな病気も怪我もなかった。

しかし去年の夏と冬、意識がふぅっと遠くなり救急車で運ばれた。
医者の話によると、これは年齢的なものなのだそうだ。
特にどこかが悪いと言うことではなく、年のせいで血圧が不安定になり
意識を失うようなことは、それほど珍しい話ではないらしい。
……まぁ、いろいろストレスもあるようなので
その辺も関係しているのかも知れない。

特に、二回目に倒れた時は大変だったそうだ。
トイレの中で鍵を掛けたまま意識を失ったため、母親が家の外から
回り込んでトイレの窓を外し、中に入り込んだらしい。

ウチのトイレの窓は小さくて、それなりに高い位置にある。
にも関わらず、母はそこから入り込んで、足場がなかったため床に飛び降り
鍵を開けて、救急車を呼んだのだそうだ。

ちょっとびっくりした。母親だって70歳だ。
「いやぁ、夢中だったから……」
と笑っていたが、かなり無茶なことをしている。

……こんな話を聞くと、側にいてあげたいなと思う。

ただやはり、我々の仕事は札幌が中心で
知り合ったたくさんの人たちも、ほとんどが札幌に住んでいて……
と、なかなか離れられない理由もある。

毎年正月には、なるべく帰省出来るように努力はしているが
忙しかったりして、戻れない年もある。
で、帰ってみると、やはり父も母も、当たり前の話だが
会えなかった時間分だけ、年を取っている。

親孝行というと、ちょっと気恥ずかしい感じがするが
でも、ちゃんと考えなきゃいけない時期だ。
両親に対して、きちんと親孝行が出来る時期というのは
あまり考えたくないことだが、実はそんなに長くない。

今は父の日と母の日とお中元とお歳暮の時期に
その時々の季節のものを送るようにしている。
札幌はおいしい物がたくさんあるので喜ばれている。

でも本当は、遠くから時々、こうして物を送って喜ばれてるより
近くに住んで鬱陶しがられてる方が、ずっと親孝行なのだと思う。

これからは、今よりもっと頻繁に電話をして
実家の方にも、出来る限り顔を出せるようにしたいと思う。
ウチの両親だけではなくて、妻の方の両親にも。


ちょっと前、母から電話があった。

父が夜中に吐いたらしい。
そして、その吐いた物の中に
どす黒くてどろっとした物が混じっていたのだそうだ。

一瞬ひやっとする。
もしかして、血を吐いた?

しかし、よくよく問いただすと
実はこっそり、羊羹を食べて、それが出ただけだったらしい。
念のため、次の日胃カメラを飲んだが「綺麗なモンですよ」
と、言われたのだそうだ。

えーと、お父さん。
一言だけ……いいですか?

「85歳になって、吐くまで羊羹食うなぁ!」

……この人たちは、まだまだ長生きしそうな気がしてきた。


1月30日(金)『ラスト・サムライ』

コンビニで『いやしシゲキックス』というグミを見つけた。
……癒しなのか刺激なのか、その辺をハッキリさせてもらいたい。

前にも書いたが『白い恋人ブラック』とか、
全然カールしてない『カールスティック』とか
ジャンボサイズの『小枝』とか、『ジャイアントコーン・ミニ』とか
『おとなのベビースターラーメン』とか……
お菓子には矛盾した名前が多い気がする。


……と、前フリとは全然関係ないですが近況です。

昨日オフィスの引っ越し、というか部屋の模様替えが一段落しました。
作業スペースが広くなったので、事務机も入れてみました。
(今までは普通の応接テーブルを使っていたのです。)
これで資料などを広げながらキーボードを打つことが出来ます。

ただその代わり、寝室は狭くなりました。
ベッドを移動させたら、ほぼそれでいっぱいいっぱいの状況です。
これはまぁ、慣れてゆくしかないでしょう。

引っ越しが思っていたより早く片づいたため、夕方から
映画『ラスト・サムライ』を見に行きました。
ほんとは2月1日の映画の日に行く予定だったのですが
日曜日と重なるため、混むような気がしてずらしたのです。
それでも木曜はレディースデーだったため、妻のみ1000円です。

内容ですが、かなり良かったです。
当初、『外人が作った時代劇』という印象だったため
あまり期待してなかったせいもあるかと思うのですが
その辺は全然違和感なく見ることが出来ました。
むしろ、『日本をテーマにしたファンタジー映画』という感じです。

いい台詞も結構ありました。妻はその中のひとつによって
「泣くスイッチ」が入ってしまったらしく、見終わった後トイレで
涙が止まらなくなってしまったそうです。

今年見た映画の中で一番良かったです。
……とは言っても、まだ今年は『半落ち』しか見てないですが……

でも、この映画の内容を、一番端的に表現していたのは
近くにいた女子高生風の女の子が、友達に言った以下の言葉です。

『渡辺健 ちょーかっこいーね。』


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